投資情報部よりご案内
2018年05月01日
直近の日経平均は3月26日の安値から切り返し、上昇トレンドを形成しながら200日線→25日線→75日線の順に上抜き、堅調な相場が続いています。
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▼「Sell in May」は本当?5月相場の戦略とは
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まずは、身近な日経平均を利用して、2000年~2017年における5月の月足だけを取り出したチャートを見てみましょう。
日経平均株価 5月のみの変化を集計
2000年 | -1,641 |
---|---|
2001年 | -672 |
2002年 | 271 |
2003年 | 593 |
2004年 | -525 |
2005年 | 268 |
2006年 | -1,439 |
2007年 | 475 |
2008年 | 489 |
2009年 | 694 |
---|---|
2010年 | -1,289 |
2011年 | -156 |
2012年 | -978 |
2013年 | -86 |
2014年 | 328 |
2015年 | 1,043 |
2016年 | 569 |
2017年 | 454 |

2000年 | -1,592 |
---|---|
2001年 | -392 |
2002年 | 11 |
2003年 | 296 |
2004年 | -702 |
2005年 | -156 |
2006年 | -976 |
2007年 | 196 |
2008年 | 363 |
2009年 | 673 |
---|---|
2010年 | -543 |
2011年 | -33 |
2012年 | -508 |
2013年 | -1,099 |
2014年 | 327 |
2015年 | 596 |
2016年 | -290 |
2017年 | 343 |

2000年 | -50 |
---|---|
2001年 | -280 |
2002年 | 261 |
2003年 | 298 |
2004年 | 177 |
2005年 | 423 |
2006年 | -463 |
2007年 | 280 |
2008年 | 126 |
2009年 | 21 |
---|---|
2010年 | -745 |
2011年 | -123 |
2012年 | -470 |
2013年 | 1,012 |
2014年 | 1 |
2015年 | 448 |
2016年 | 859 |
2017年 | 111 |
▼JPX日経400に属する銘柄群の動きは?
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JPX日経400に属する銘柄群で、先ほどと同じように「5月の夜間の動き(引→翌)」の検証をしてみると、勝率58.17%、期待値0.06% となっています。
さらに、上記に「当日始値から高値までの上昇率が2%以上」を条件に追加してみました。
※岡三オンライン証券が提供しているサービス、「岡三RSS」では、このようなフィルターを設定して、リアルタイムで条件に一致した銘柄を最大500銘柄まで注文執行することが可能です。
結果は、勝率60.59%、期待値0.17% と、先ほどの勝率58.17%、期待値0.06%より勝率・期待値ともに改善されています。日中に勢いがある銘柄は、翌日にギャップアップする可能性が高くなるようです。

当日始値から高値までの上昇率が2%以上
JPX日経400採用銘柄
コード | 銘柄名 | 勝率 | 期待値 |
---|---|---|---|
1808 | 長谷工 | 73.00% | 0.77% |
2768 | 双日 | 70.00% | 1.02% |
5703 | 日軽金HD | 84.00% | 1.02% |
6752 | パナソニック | 75.00% | 0.71% |
6796 | クラリオン | 73.33% | 0.58% |
7747 | 朝日インテク | 74.36% | 1.09% |
8078 | 阪和興 | 73.08% | 0.77% |
8308
| りそなHD | 66.67% | 0.82% |
9433 | KDDI | 71.43% | 0.75% |
9984 | ソフトバンク | 70.00% | 0.65% |
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日本:
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<株式>
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- 外国株式の海外委託取引には、約定代金に対し、最大1.35%(税込み)の売買手数料をいただきます。外国株式の国内店頭(仕切り)取引では、お客様の購入および売却の単価を当社が提示します。この場合、約定代金に対し、別途の手数料および諸費用はかかりません。
※外国証券の外国取引にあたっては、外国金融商品市場等における売買手数料および公租公課その他の賦課金が発生します(外国取引に係る現地諸費用の額は、その時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定されますので、その合計金額等をあらかじめ記載することはできません)。外国株式を募集等により購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。 - 株式は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による株価の変動によって損失が生じるおそれがあります。
- 株式は、発行体やその他の者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、株価が変動することによって損失が生じるおそれがあります。
- また、外国株式については、為替相場の変動によって、売却後に円換算した場合の額が下落することによって損失が生じるおそれがあります。
<債券>
- 債券を募集・売出し等により、または当社との相対取引により購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。
- 債券は、金利水準、株式相場、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による債券価格の変動によって損失が生じるおそれがあります。
- 債券は、発行体やその他の者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、債券価格が変動することによって損失が発生するおそれがあり、また、元本や利子の支払いの停滞もしくは支払い不能の発生または特約による元本の削減等のおそれがあります。
- 金融機関が発行する債券は、信用状況の悪化により本拠所在地国の破綻処理制度が適用され、債権順位に従って元本や利子の削減や株式への転換等が行われる可能性があります。ただし、適用される制度は発行体の本拠所在地国により異なり、また今後変更される可能性があります。
<個人向け国債>
- 個人向け国債を募集により購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。個人向け国債を中途換金する際は、次の計算によって算出される中途換金調整額が、売却される額面金額に経過利子を加えた金額より差し引かれます(直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685)。
- 個人向け国債は、安全性の高い金融商品でありますが、発行体である日本国政府の信用状況の悪化等により、元本や利子の支払いが滞ったり、支払い不能が生じるおそれがあります。
<転換社債型新株予約権付社債(転換社債)>
国内市場上場転換社債の売買取引には、約定代金に対し、最大1.08%(税込み)(手数料金額が2,700円を下回った場合は2,700円(税込み))の売買手数料をいただきます。転換社債を募集等によりご購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。転換社債は転換もしくは新株予約権の行使対象株式の価格下落や金利変動等による転換社債価格の下落により損失が生じるおそれがあります。また、外貨建て転換社債は、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。
<投資信託>
- 投資信託のお申込みにあたっては、銘柄ごとに設定された費用をご負担いただきます。お申込時に直接ご負担いただく費用:お申込手数料(お申込金額に対して最大3.78%(税込み))保有期間中に間接的にご負担いただく費用:信託報酬(信託財産の純資産総額に対して最大年率2.2312%(税込み))
換金時に直接ご負担いただく費用:信託財産留保金(換金時に適用される基準価額に対して最大0.5%)その他の費用:監査報酬、有価証券等の売買にかかる手数料、資産を外国で保管する場合の費用等が必要となり、商品ごとに費用は異なります。お客様にご負担いただく費用の総額は、投資信託を保有される期間等に応じて異なりますので、記載することができません(外国投資信託の場合も同様です)。 - 投資信託は、国内外の株式や債券等の金融商品に投資する商品ですので、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による、対象組入れ有価証券の価格の変動によって基準価額が下落することにより、損失が生じるおそれがあります。
- 上記記載の手数料等の費用の最大値は、今後変更される場合があります。
<信用取引>
信用取引には、約定代金に対し、最大1.242%(税込み)(手数料金額が2,700円を下回った場合は2,700円(税込み))の売買手数料、管理費および権利処理手数料をいただきます。また、買付けの場合、買付代金に対する金利を、売付けの場合、売付株券等に対する貸株料および品貸料をいただきます。委託証拠金は、売買代金の30%以上で、かつ300万円以上の額が必要です。信用取引では、委託証拠金の約3.3倍までのお取引を行うことができるため、株価の変動により委託証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。
- 自然災害等不測の事態により金融商品取引市場が取引を行えない場合は売買執行が行えないことがあります。
- 平成49年12月までの間、復興特別所得税として、源泉徴収に係る所得税額に対して2.1%の付加税が課税されま す。
岡三証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第53号
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(2017年7月改定)

2018年04月18日
投資情報部よりご案内~GWの投資戦略~ …………………………………………………………………………………………………
▼200日線に注目?GW期間の投資戦略とは
もうすぐゴールデンウィーク(GW)がやってきます。みなさん、ご予定は計画されているでしょうか。
今回は岡三オンライン証券投資情報部より、ゴールデンウィーク期間の株式市場の傾向をご案内いたします。ぜひ、投資の一助にお役立てください。
最近は日中の値幅も小さく、もみ合い相場が続いています。現在の日経平均は200日線の上に位置し、200日線も上昇基調にあります。
当社チーフストラテジスト伊藤嘉洋の週間株式相場見通しやツイッターにも頻繁に登場する200日線!今回は、この200日線に注目して、GW期間の戦略をご紹介いたします。

▼GWに入る直前に購入して、GW明けに売却したらどうなる?
まずは、4月末から数えて4営業日前に購入(今年の場合は4/24に購入して5/7に売却)して、GW明けに売却したらどうなるか過去の傾向をご紹介いたします(2000年~2018年のデータを対象に、100円以下の株価&売買代金5日間平均が5億円以下を除く)。
その場合の勝率は55.22%、期待値は0.94%で、期待値がプラスとなっています。
※勝率 :全ての取引に対する利益があった取引の割合です。
※期待値:1回の取引で得られるであろうと期待できる利益率。期待値が高いほど評価が高くなります。
市場ごとに分解した場合はどうなるでしょうか?
取引所 | 勝率 | 期待値 |
---|---|---|
東証一部 | 55.38% | 0.75% |
東証二部 | 50.88% | 1.59% |
マザーズ | 51.49% | 4.23% |
ジャスダック | 55.07% | 3.14% |
次に、購入日前日に日経平均株価の終値が200日線より上にある場合を見てみます。
取引所 | 勝率 | 期待値 |
---|---|---|
東証一部 | 51.47% | 0.20% |
東証二部 | 53.62% | 2.17% |
マザーズ | 64.60% | 8.16% |
ジャスダック | 53.71% | 3.12% |
マザーズの勝率や期待値がかなり変わりました。 最後に、購入日前日に日経平均株価の終値が200日線より上にある場合の業種毎の期待値ランキングを見てみます。 |
順位 | 業種 | 期待値 |
---|---|---|
![]() |
精密機器 | 2.92% |
![]() |
医薬品 | 2.87% |
![]() |
サービス業 | 2.17% |
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