投資情報-投資心理

2010年12月21日

過去何度も、トレーダーは自分のトレードシステムを構築するべきだと述べています。「マーケットが確率で動くことを認識し、自分のトレードシステムを確立する」ことが重要なのですが、トレードステムを構築しても、そのトレードシステムを守らなければ、トレードシステムを確立することはできません。

トレードシステムはマーケットの動きから発せられたシグナルに従うという単純な作業です。しかし、マーケットの分析の数と同じくらい、シグナルに対して多くの解釈と行動が存在してしまうのです。

例えば、あるトレーダーが自分のトレードシステムのシグナルで「買い」と出たとしましょう。適切な行動は、このシグナルに反応して「買う」ことです。マーケットは確率で動いているので、その結果利益が出ようが、利益が出まいが、「買う」という行動を起こしたときのみ、その後の検証ができることになるはずです。このとき、他のアナリストのコメントなどで、「売り」のコメントが出ていた場合、トレーダーはどちらを選択したら良いのか迷ってしまうことになります。このジレンマこそ、後のトレードに大きな影響を与えてしまう可能性があるのです。

トレーダーが強い意志で、トレードシステムに従ったとしても、たまたま損失となってしまった場合、トレーダーは自分のトレードシステムを疑い始めます。そして、少しでも損失が続けば、トレーダーはすぐにせっかく構築したトレードシステムを守ることをあっさり止めてしまうのです。本来は、最初のバックテストでエッジを検証していれば、当面(最低でも何十回単位)トレードシステムに従わないと、検証することができないはずです。つまり、トレードシステムとは無関係な外部要因に影響された結果では、何の意味ももたらさないのです。自分のトレードシステムから出てくるシグナルに従うことによってのみ、システムをテストし、そのシステムを検証することができるのです。

もうひとつ認識すべきことは、マーケットがある一面でギャンブル的要素を持っていることです。ギャンブルは中毒性があり、それ自体が射幸心をあおられるようにできています。トレードをギャンブル的に行うことにより、もし一度でも比較的大きな利益が出てしまうと、トレーダーがトレーダーからギャンブラー(ここでは単純に射幸心をあおられて熱くなり、冷静さを失ってしまうことを指します)になってしまうかもしれません。もし、このようなギャンブラーとなってしまうとトレードシステムを守ることはもちろん、トレーダーに戻ることも難しくなってしまうかもしれませんので、お気をつけください。

okasan_online at 19:29コメント(0) 

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