投資情報-投資心理

2011年01月27日

よく、トレードで楽々簡単に儲かるような宣伝のキャッチフレーズをみることがありますが、これはお金を儲ける近道ではなく、お金を失う近道かもしれません。

実際、トレーダーとして成功するために、努力や広範囲な専門的な知識が不可欠であることはまだ一般的には認識されていないと思われます。そこで今回はトレーダーとして成功するために不可欠なガイドラインを示してみたいと思います。

(1)最初は様々な分野のトレードを試してみる
 いろいろなトレードを経験して、今後情熱を持って継続することができそうな分野を見極める必要があります。

(2)本やセミナーなどで情報収集をする
 関連の本や雑誌を読んだり、セミナー(Webセミナーも含む)で基礎知識や成功例などを知識として吸収する必要があります。

(3)トレードシステムとトレード分析のプランを立てる
 最も大事なトレードシステム構築を行います。

(4)トレードシステムを検証する
 ルールに従うためには、検証を行い自信をもって行う必要があります。

(5)自分の心理を評価する
 ルールに従うときの自分の心理状態と阻害要因を考えておく必要があります。

(6)一貫して自分のトレードシステムのルールを守る
 このことは、確実に守る必要があります。もし、守れなければその後のトレードシステムの評価や分析ができなくなる可能性があります。

(7)定期的に見直す
 期限を決めて相場に合わせて調整する必要があります。

 トレードで生き残っていくには、トレードが非常に競争の激しい世界であるとの認識が必要だと思います。そのためには、ビジネスとしてトレードに取り組み、適切なビジネスプランが必要ではないでしょうか。特に、リスクに対するノウハウが他の職業以上に不可欠だと思います。

okasan_online at 20:00コメント(0) 

2010年12月21日

過去何度も、トレーダーは自分のトレードシステムを構築するべきだと述べています。「マーケットが確率で動くことを認識し、自分のトレードシステムを確立する」ことが重要なのですが、トレードステムを構築しても、そのトレードシステムを守らなければ、トレードシステムを確立することはできません。

トレードシステムはマーケットの動きから発せられたシグナルに従うという単純な作業です。しかし、マーケットの分析の数と同じくらい、シグナルに対して多くの解釈と行動が存在してしまうのです。

例えば、あるトレーダーが自分のトレードシステムのシグナルで「買い」と出たとしましょう。適切な行動は、このシグナルに反応して「買う」ことです。マーケットは確率で動いているので、その結果利益が出ようが、利益が出まいが、「買う」という行動を起こしたときのみ、その後の検証ができることになるはずです。このとき、他のアナリストのコメントなどで、「売り」のコメントが出ていた場合、トレーダーはどちらを選択したら良いのか迷ってしまうことになります。このジレンマこそ、後のトレードに大きな影響を与えてしまう可能性があるのです。

トレーダーが強い意志で、トレードシステムに従ったとしても、たまたま損失となってしまった場合、トレーダーは自分のトレードシステムを疑い始めます。そして、少しでも損失が続けば、トレーダーはすぐにせっかく構築したトレードシステムを守ることをあっさり止めてしまうのです。本来は、最初のバックテストでエッジを検証していれば、当面(最低でも何十回単位)トレードシステムに従わないと、検証することができないはずです。つまり、トレードシステムとは無関係な外部要因に影響された結果では、何の意味ももたらさないのです。自分のトレードシステムから出てくるシグナルに従うことによってのみ、システムをテストし、そのシステムを検証することができるのです。

もうひとつ認識すべきことは、マーケットがある一面でギャンブル的要素を持っていることです。ギャンブルは中毒性があり、それ自体が射幸心をあおられるようにできています。トレードをギャンブル的に行うことにより、もし一度でも比較的大きな利益が出てしまうと、トレーダーがトレーダーからギャンブラー(ここでは単純に射幸心をあおられて熱くなり、冷静さを失ってしまうことを指します)になってしまうかもしれません。もし、このようなギャンブラーとなってしまうとトレードシステムを守ることはもちろん、トレーダーに戻ることも難しくなってしまうかもしれませんので、お気をつけください。

okasan_online at 19:29コメント(0) 

2010年12月16日

バブル崩壊以降、日本の株式市場は下落傾向を続ける場面が多かったこともあり、マーケットに対して基本的に弱気のトレーダーが多いともいわれています。しかし、マーケットに対して一方的な態度を取り続けることは間違っていると思います。

ただ、マーケットに対してベアの態度を取り続けるトレーダーが、マーケットの動きに対応したものではなく、トレーダー自身の心理的な要因でベアとなることは根本的な問題となる可能性があります。このような心理ベアトレーダーのスタイルは、堅固で、消極的であるうえ、創造性が欠如し、現実的なアプローチが中心となるようです。また、新しいものや新しい考え方に対して否定的になる部分が多くなるとも考えられます。

つまり、常にベア的な考えから出発するとすれば、今回のような上昇トレンドに対しても否定的、逆張り的なトレードにならざるを得ません。ベアトレードを続けるだけなら、上昇トレンドの場合、損失が出つづけることになるのですが、その損失がトレーダーを欲求不満にし、さらなる損失を生みだす可能性すらあります。弱気な態度→損失→欲求不満→判断ミスの負の連鎖が始まると大変なことになりますので、どこかでこの連鎖を断ち切る必要があります。

このような負の連鎖を断ち切る方法は、これまでのトレード結果を客観的に分析し、自分のトレードがベアに偏っていないかをチェックするべきです。この為にも、自分のトレードシステムを再評価することが重要です。

「踊る○○に見る○○、おなじ○○なら踊らにゃ損損!」ともいいます。トレードは見ているだけでは儲かりません。上昇トレンドなら買い主体、下降トレンドなら売り主体で素直に対応する必要があります。皆さんは、今どちらで対応すべきかはもうお分かりだと思います。

okasan_online at 19:59コメント(0) 

2010年12月07日

トレードで利益が出る=勝つことはトレーダーにとってうれしいものです。ところで、あなたは、トレードを始めるとき、勝っている自分と負けている自分のどちらを想像しますか。実は、回答はどちらも想像しない、が正解なのですが、人間であれば何か行動を起こす場合に、期待しないことは非常に不自然です。

そこで、まず、勝っている自分を想像する場合ですが、このトレーダーはある意味危険であり、長く生き残ることは難しいかもしれません。勝っている自分を想像してトレードすることは、当れば気分が良くなるわけですから、気が大きくなる可能性があります。もっと儲けるためにはもっと賭ければ良い、といった考え方に変わっていくことになります。こうして、トレーダーはポジションサイズを大きくしていってしまうのです。もちろん、ポジションが大きければ勝ったときは大きく儲かります。常に勝っていれば、資産がどんどん増えていくことになるはずです。しかし、常に勝つことはあり得ないはずですので、一度の負けで一気に資産を失ってしまう可能性も大きくなるのです。大きく儲かるということは大きく損する可能性も同様にあるということなのです。

もし、早くお金持ちになりたいからトレードサイズを大きくしようと思っているのであれば、早くお金持ちになるよりももっと高い確率で、もっと速いスピードで貧乏になっていく可能性が高いのではないかと思われます。トレードサイズを大きくすることはリスクも大きくなります。そして、リスクが大きくなるということは、利益となる可能性はもちろん、損失の可能性も大きくなるということです。

また、負けている自分を想像する場合ですが、勝っている自分を想像する場合よりは、かなり良い考えだと思います。重要なことは、破産する可能性が非常に低くなることです。ただ、本当にトレードするべきときに、トレードに対して恐怖心を持つことになるかもしれないところはマイナスかもしれません。また、トレードサイズが小さすぎてはあまりトレードをしている意味がなくなる可能性もあります。

本当は、勝ちを期待せず、負けを恐れずに淡々とトレードをするのが一番だと思います。「マーケットを確率で理解して、トレードシステムを確立する」ことは勝ちも負けもどちらも想像しないトレーダーになるということだと思います。

okasan_online at 20:32コメント(0) 

2010年12月01日

早いもので12月、年末、師走です。年末といえば、そうです、「年末ジャンボ宝くじ」の季節です。当社でも「年末ジャンボ宝くじも当る! 投信キャッシュバックキャンペーン」を実施中ですので、投資信託購入をお考えの方はぜひ!

「年末ジャンボ宝くじ」で幸運の女神が現れることを祈りますが、一般的に「幸運の女神」ということばは、およそ悪い事態が打開できたときに使う場合が多いようです。

運も実力のうちだともいわれます。しかし、運は運ですから、幸運はそう多くないはずですし、何度も続くことはないと思います。

運に頼ったトレードは非常に危険です。自分でトレードシステムを決めていたにも関わらず、ロスカットをすべきときにロスカットをせずに、塩漬けしてしまったことはありませんか?そのとき、塩漬けして放っておいたら、運よく買い値まで戻ってきて、結果として損失にならなかった場合があるかもしれません。しかし、これは単に運が良かっただけなのです。たまたま「幸運の女神」が現れただけなのです。「幸運の女神」にはたまたま損をしなかったときではなく、大きく利益がでるときなど、もっと良いときに出てきていただく方が良いのではないでしょうか。

因みに、運はだれにでも訪れるのですが、それを運と気づき、運をつかむ準備をしていなければ、幸運はつかむことができないともいわれています。相場の世界で幸運をつかむ準備とは、塩漬けではなく、自分のトレードシステムを構築してそのトレードシステムを守ることだと思います。

いつまでも運任せのトレードを続けることはやめましょう。すべてのトレードで勝とうとするなど無謀なことを目指すのもやめましょう。

「マーケットを確率で考えるトレードシステムの確立」が真のトレーダーへの一番の近道だと思います。

okasan_online at 20:00コメント(0) 

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プロフィール
石黒 洋一(いしぐろ よういち)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部 次長

石黒洋一

【経歴】
1993年早稲田大学社会科学部卒業後、城南信用金庫、もしもしホットライン(現リライアコミュニケーション)を経て、2006年に岡三オンライン証券入社。

売買データや株価データ等を活用し、個人投資家の投資動向を絡めた独自の投資情報を発信。
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