投資情報-ファンダメンタルズ

2010年07月14日

当社ではブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信(ETF)を売買することができます。また、HSBCブラジルオープン(投資信託)を購入可能です。
ブラジルは資源が豊富なうえ、ワールドカップ、オリンピックの開催予定地です。今後インフラ投資を含めて成長が期待できる市場の一つといえます。たまには、今後成長が期待できる外国株式に中長期投資をするのはいかがでしょうか?特に、ETFの場合は個別銘柄と同様にチャート分析はもちろん、通常の株式と同じように売買可能です。

ブラジル経済の基礎知識(岡三証券経済調査部より抜粋)

(1)ブラジルのポテンシャル
・豊富な資源(多くのエネルギー、穀物、鉱物を産出する)
1.エネルギー・・・石油、エタノール(サトウキビ)
2.穀物・・・大豆、とうもろこし
3.鉱物・・・鉄鉱石、ニオブ、マンガン
・多様性に富んだ製造業
ブラジルは資源国でありながら製造業の名目GDPシェアが高い
エンブラエル社の航空機をはじめ、自動車、自動車部品、エンジン、発電機、衣類・履物など産業は多様性に富む
・人口ピラミッドから見込まれる長期間の人口増加
ブラジルの人口ピラミッドは10代、20代の若年層が充実している
これは将来の労働人口、消費人口の拡大を意味していよう

(2)2014年ワールドカップ、2016年オリンピック 経済成長加速化計画第2弾『PAC2』
・ワールドカップ、オリンピックの開催が決定
 →インフラ整備、治安改善、都市再開発などが急務に
政府は経済成長加速化計画第2弾『PAC2』を提唱
・PAC2の投資額
2011~2014年で9,550億レアル、2014年以降で6,314億レアル
 →合計15,864億レアル
インフラ整備
道路(504億レアル)、鉄道(460億レアル)、空港(30億レアル)
『プレソルト油田開発』
投資額は1,257億レアル
ブラジルは石油自給率100%を達成しており、将来は石油輸出国としての存在感を高めることが期待される
『マイホーム・マイライフ』
低中所得層向け住宅支援策、投資額は717億レアル
ブラジル財務省はPAC2対象期間(2011~2014年)は平均GDP成長率5.5%を見込む
・ワールドカップの経済効果(FGV、会計監査法人アーンスト・アンド・ヤング共同調査より)
2010~2014年の5年間で
総投資額1,423億9,000万レアル
GDP押し上げ効果645億レアル

(3)高まる国際的信用力
・信用格付け
主要格付け会社3社(S&P、ムーディーズ、フィッチ)のすべてがブラジルの長期債格付けに投資適格水準を付与している(2010年7月14日現在)
・財政収支
1998年『財政安定化プログラム』、2000年『財政責任法』により、ブラジルの財政は改善(プライマリー収支は黒字)
2009年度の財政は景気対策と税収減により、財政赤字は拡大したがGDP比3.3%と健全なレベルを維持

(4)今後のブラジル経済
2010年のブラジル経済は以下の理由から高成長軌道回復へ
・個人消費の拡大
・民間企業の設備投資加速
・資源価格上昇による輸出の増加
・ワールドカップ、オリンピックに向けたインフラ投資の積極化

2010年の実質GDP成長率は6%を上回る可能性があろう

その他、ブラジル株式の解説などはログイン後の岡三投資情報一覧にあります。
以下はその一部のご紹介です。
ブラジル2014年ワールドカップの経済効果とは



okasan_online at 18:30コメント(0) 

2010年07月13日

一般的には、業績上方修正のような好材料が出ると株価は上昇するのですが、ニュースが出たにもかかわらず、株価が下げ始めることがあります。このように期待に添わない状態のことを「織り込み済み」と表現する場合があります。

それでは、「織り込み済み」かどうかを見分ける方法は何でしょうか。単純にいえば、好材料で株価が上がらない、悪材料で株価が下がらないということですが、材料が出たときの株価トレンドと株価位置もかなり重要な要素となります。

株価は投資家が常に先読みすることから、ファンダメンタルズよりも先行して動く場合が多いといわれています。株価が上昇トレンドにある場合、現在の好業績の延長線上にファンダメンタルズを見据えていることになるのです。つまり、上昇トレンドにあるということは、将来の成長を予想して、その後出てくるであろう好業績などを含めて株価が形成されているのです。従って、予想通りの好業績が出てきた位では株価は上昇トレンドを維持することは難しく、逆に下がりだす可能性さえあるのです。

過去、上昇している株価を支え、さらに上昇させるために、新しい材料を出し続けた企業がありましたが、株価が上昇すれば上昇するほど、さらにインパクトのある材料を出し続ける必要があることから、徐々に株価は上昇トレンドを維持できなくなりました。この状態になったら確実に「織り込み済み」ということになると思います。また、上昇しないだけでなく、下降し始める場合もあります。特に、長期間株価が上昇トレンドに乗り、右肩上がりのチャートを作っているときに、出来高がやや細ったころあいに好材料が出ると、下げることがあるのです。逆に、株価が下げトレンドから徐々に下げにくくなったときに悪材料が出ても上昇する場合があります。

このように、株価は永遠と上がり続けたり、下がり続けたりすることはなく、ある程度の波動をもって動くものです。その波動が始まる転換点では「織り込み済み」となる可能性が強いのです。つまり、材料に株価が逆に反応する場合は間違いなくその材料を株価が織り込んでいることになるのです。このような状態となった場合、相場の転換点となることが多いといわれており、トレンドが大きく変わる可能性が大きいと思われます。材料に対する株価の反応によって、「織り込み済み」か判断し、その後のトレンドを見極めることができれば、スイング投資や中期投資に有効な手法だと思います。

okasan_online at 18:30コメント(0) 

2010年06月23日

当社に口座をお持ちのお客さまに毎月、月初より直近までの岡三証券のアナリストによるレーティング情報の一覧をメールで送付しています。6月に入って岡三証券アナリストがレーティングを更新した銘柄は77銘柄、そのうち45銘柄が強気の判断をしております(6月21日現在)。このレーティング銘柄のなかで強気のレーティングをつけている45銘柄について分かりやすい一覧表にしてお知らせしていますので、ご覧いただけたらと思います。
さて、岡三証券のレーティングは日経平均やTOPIXなどのベンチマークとの比較による相対評価ではなく、レーティング付与時の株価と目標株価を明示することによる絶対評価でレーティングを公表していることが特徴です。レーティング基準やリスク要因は以下のように定義しています。

レーティングの基準など
強 気:今後6ヵ月以内の目標株価が現在の株価を10%以上上回ると判断される銘柄
中 立:今後6ヵ月以内の目標株価と現在の株価の差が±10%未満と判断される銘柄
弱 気:今後6ヵ月以内の目標株価が現在の株価を10%以上下回ると判断される銘柄

目標株価の定義と未達成リスクについて
目標株価は、アナリストによる当該企業の業績予想を基に、マルチプル法やDCF法等の岡三証券企業調査部が妥当と考える方法により算出したもので、対象期間は6ヵ月以内です。目標株価達成を阻むリスク要因としては、当該企業の主要市場における競合状況(企業買収・訴訟なども含む)、製品・商品・サービス需要の変動、原材料及び燃料価格の変動のほか、当該企業を取り巻く経済状況、為替相場の変動、国内外の金融・不動産市場の状況、各種規制変更、事故・災害(人災含む)、社会的責任などが考えられます。なお、これらの要因以外にも、現時点で予想できないリスクが将来的に発生し、その結果として目標株価達成が妨げられるおそれがあります。

あたりまえのことですが、投資に100%はありません。岡三証券アナリストのレーティングを信じる信じないということではなく、全て自分で調べて納得してから投資をするべきです。レーティングの「強気」「中立」「弱気」は分かりやすくするために株価が10%以上上回るか、下回るか、変わらないかとして表現しています。アナリストは企業のファンダメンタルズ分析のプロではありますが、テクニカル分析やマーケット分析、投資心理についてのプロではありません。これまで何度か説明してきたように、ファンダメンタルズ分析は長期的に企業業績が株価に織り込まれるはずだということを前提にしています。従って、マーケット全体の影響を受けるのは同然です。つまり、「強気」レーティングが付与されているのは「アナリストがその企業のファンダメンタルズが評価できるということを示してるのだ」と解釈する方が適切だと思います。ファンダメンタルズが評価できる企業はベンチマークが下がっても、それほど下がらない可能性がありますし、ベンチマークが上がればそれ以上に上昇する可能性が高いと思われます。とにかく、レーティング「強気」銘柄は買い候補として評価できると思いますが、

(1)一覧表にある銘柄を「株価ボード」に登録
(2)「企業分析ナビ」でロイターレーティングを含めた直近のファンダメンタルズをチェック
(3)「クォート(大)」の売買サインおよび「分析チャート」でテクニカルをチェック
(4)日経平均株価やNYダウ、為替レートの状況を確認して自分の投資期間に見合った分析を行う
(5)実際の投資を決定する

という手順を踏んで、投資家自身が調べて、納得して投資を行うべきだと思います。そのために、「岡三ネットトレーダー」は有効な情報ツールとして利用することができます。



okasan_online at 18:57コメント(0) 

2010年06月01日

当社、岡三オンライン証券ではグループ企業の岡三証券の調査情報をお客さまに提供しています。特に、アナリストが足で稼いだ「岡三レーティング情報」や株式・為替・債券相場について解説している「岡三ウィークリー」など、当社に口座をお持ちのお客さまは岡三証券の独自情報をみることができます。

中長期投資をする場合はもちろん、スイングトレード、デイトレードをする場合でも、個別企業の評価はどのようになっているのか?今後のマーケットをどのようにみたら良いのか?などはつねにチェックしておく必要があります。

そこで、当社が扱っている5大商品(日本株、FX、先物・オプション、中国株、投資信託)の中から「委託会社レポート一覧」を参考にするのはどうでしょうか?この「委託会社レポート一覧」は当社が取り扱っている投資信託の委託会社が自社の投資信託を保有しているお客さま向けに相場の急変時やその投資信託の投資先の状況について随時レポートを出しているものを一覧にしたものです。

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今回、この「委託会社レポート」をお客さまに見やすい形で岡三オンライン証券のホームページ上に公開することになりました。今後も、随時更新をしていきますので、投資の参考にしていただけたらと思います

例えば、現状で公開されている情報としては、インド、ロシア、韓国、ブラジル、欧州などの各地域の状況や国内株式市場の動向などがあります。ネット上や新聞・雑誌などで様々情報が毎日入ってきますが、本当にその情報が自分の投資商品にどのような影響を与える可能性があるのかを知ることはかなりの知識と経験が必要です。そうした意味でも、その業界のプロと言われるファンドマネージャーやアナリストが現状で投資信託を保有している投資家に知らせる必要がある情報を掲載しているはずです。

私は、このような調査のことをハイブリッド調査と呼んでいます。本当に必要な情報をできるだけ偏らないように知ることは非常に重要です。

もちろん、アクティブ投資家の方もすべての資金をデイトレードやスイングトレードに投資するのではなく、ある程度資産の分散投資を行うことも必要なことです。

Toshin

当社の投資信託は顧客満足度を重視した厳選投信というコンセプトで商品をそろえているので、一度のぞいてみていただけたらと思います。

okasan_online at 12:13コメント(0) 

2010年05月25日

今回は「企業分析ナビ」の最初の画面と銘柄分析の仕方を解説していきます。
まず、最初の起動画面です。

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(1)から(8)までを順番に説明していきます。
 

(1)は選択した銘柄のチャートが表示されています。チャートは週足で3年分です。
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チャート、株価の基本的なデータ以外では、現状の「レーティング」、「直近目標株価」(グラフの赤い横線)、TOPIXβ値が表示されています。「レーティング」はこれまで解説してきましたが、この企業をフォローしているアナリストのレーティングの平均値です。この銘柄では「レーティング」は3.8であり、上位レベルのレーティング(やや強気に)です。「直近目標株価」は(4)表から3,641円であり現状の株価はこの水準近辺を下回っています。株価は、一旦目標株価に近づいた後、調整局面入りしています。

(2)はTOPIX、業界指数(ここでは電気機器)との相対指数の動きです。
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この銘柄は52週(約1年間)、業界指数(電気機器)、TOPIX以上の上昇をしてきましたが、その後大幅に調整局面入りしており、現状は電気機器よりも大きく調整しています。ファンダメンタルズ面で問題が出ているかもしれませんので、調査が必要です。

(3)はニュースですので、直近までの状況を見ることができます。

(4)は何度もお見せしたロイターコンセンサスレーティングの集約表です。

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現状の「レーティング」は2010年5月18日に、以前(4月28日)の「3.7」から「3.8」に変更されています。「レーティング」としては若干上がっています。一方、「目標株価」は5月14日の3,676円から直近は3,641円に修正されています。「レーティング」が上昇しているのに「目標株価」が下がっている本当の理由は分かりませんが、期間が微妙に異なることが影響しているかもしれません。
また、レーティングを予想している「アナリスト」は20名、「目標株価」を公表しているアナリストは14名、このうち一番高い「目標株価」は5,000円、一番低い「目標株価」は2,800円です。標準偏差は566.90円ですから、「目標株価」から考えると、3,074円~4,208円の間に入る確率は68%となります。

(5)は売上高、営業利益、経常利益、当期利益が予想(通常は2期予想)を含めて、見やすい棒グラフで表示されています。注目点は営業利益と経常利益の予想が拡大しているかどうかです。

(6)は企業概況会社概要です。参考になります。

(7)は株価とファンダメンタル分析指標、さらに部門別円グラフが表示されています。

(8)は同業企業のデータ一覧です。ここでは電気機器の全銘柄についてレーティング、目標株価を筆頭に各種データが株価ボードと同じ形式で表示されます。項目ごとに並び替えも自由自在です。さらに、CSV出力が可能ですので、EXCELに全データを取り込むことができます。そのまま分析で使うこともできますし、コード番号を株価ボードに一括登録すれば監視銘柄として利用することができます。もちろん、EXCELに取り込んでから選別して必要な銘柄(例えばレーティングが3以上とか、現値との乖離率が10%以上など)を登録してさらに検討することもできます。

この画面で投資する銘柄の業績や中期的な株価動向とアナリストの評価がチェックできます。



okasan_online at 14:00コメント(0) 

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プロフィール
石黒 洋一(いしぐろ よういち)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部 次長

石黒洋一

【経歴】
1993年早稲田大学社会科学部卒業後、城南信用金庫、もしもしホットライン(現リライアコミュニケーション)を経て、2006年に岡三オンライン証券入社。

売買データや株価データ等を活用し、個人投資家の投資動向を絡めた独自の投資情報を発信。
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