ボロ株投資の恐怖

2010年11月05日

一般的に「ボロ株」といわれる銘柄群があり、「優良株」とは両極端な銘柄群です。これまで解説してきたように、株式投資の本質はファンダメンタルズであり、企業の成長期待が中長期的な株価の水準を変える可能性が最も高い要素だと思います。アナリストはこのファンダメンタルズによって個別銘柄の業績や成長性を分析し、それによって株価予測をする専門家であると思います。従って、「優良株」の投資判断にはファンダメンタルズ分析が不可欠な要素になると考えられます。

一方、「ボロ株」はファンダメンタルズ分析をする必要もないほど業績悪化している銘柄や将来性のない銘柄のことを指します。業績は芳しくなく、銘柄によっては債務超過に陥っているものもあるくらいです。従って、株価は非常に低位にある場合が多いことから、数万円もしくは数千円単位で売買が可能であり、変動率も非常に高いものとなってる場合が多いようです。例えば、一般的な額面で100円以下の銘柄は「ボロ株」の可能性が高いと思われますが、1円の変動は1%に相当してしまうのです。簡単に乱高下する場合も多く、20%位の変動は日常茶飯事となっている場合もあります。

もちろん、うまくその変動に乗ることができれば利益を上げることができるかもしれませんが、中長期投資ではあまりお勧めできません。デイトレードなら投資できる可能性もありますが、かなり高いリスクを内包していることを肝に銘じるべきだと思います。経験上、何度も企業が倒産する場面を見てきましたが、「ボロ株」はこの可能性が非常に高い投資だと思います。

通常、株式投資においてリスクを減らす意味からもロスカットが重要です。しかし、このロスカットは通常の価格形成がなされている場合のみ可能であることを認識しておく必要があります。株価が需給で決まる以上、売りと買いの株数が大きく違えば売買が成立せずロスカットは不可能となってしまいます。一たび倒産すれば、株価が付かないことは火を見るよりも明らかです。

株式投資はギャンブルではないと思います。確率で考える必要はありますが、一攫千金を夢見ての投資はかなり危険があると思われます。投資家自身の品位のためにも、あまり「ボロ株」にこだわることは得策ではないと思います。東証だけでも2000銘柄以上が上場しているのですから、もっと良い銘柄を探す努力をするべきです。

okasan_online at 20:37コメント(0) 
投資情報-ファンダメンタルズ 

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