結果とプロセス

2010年10月28日

株式投資は結果です。儲かったら勝ち、損をしたら負けという単純な世界でもあります。株価自体はただの数字ですので買ったものが値上がりすれば儲けになり、値下がりすれば損になります。

もちろん、株式だけでなく、すべての現象にも結果があり、その結果によってさまざま、悲喜こもごものドラマが展開しているのかもしれません。

しかし、その結果をもたらした、ある決定が正しかったかどうかを知るにはその決定にともなう結果を考えるだけではなく、実際はその決定のプロセスを考える必要があると思います。結果は重要です。しかし、結果だけに気を取れられていると、その決定をしたときのプロセスがなおざりにされる可能性があります。その決定をしたときの状況やリスクがどのようであったのか、さらには決定したときの心理状態なども非常に重要な決定要素になっていたはずです。

例えば、アナリストがある銘柄を綿密に調査し、投資の結論として「買い」と判断したとしましょう。結果として、株価が上昇すれば投資判断は正しく、株価が下落すれば投資判断が間違っていたことになります。

しかし、アナリストの分析で見通すことができないさまざまな外部要因が存在することも考慮にいれる必要があるのです。マーケット全体の強気、弱気が個別銘柄の与える影響の大きさについてはどのトレーダーも認識しています。さらには予期せぬM&Aがあるかもしれませんし、全く分からないのですが、運もあるかもしれません。このような外的要因をすべて考慮して投資判断を行うことなどほぼ不可能に近いことなのかもしれません。

ただ、アナリストは分析した企業の将来性については、その企業の技術力やマネージメント力を分析することである程度は可能です。企業の長期的な株価がファンダメンタルズとリンクするとの過程ではアナリストの判断(レーティング)は有効だと思います。

温故知新、過去から学ぶことは非常に重要なことですが、実際には過去から学ぶことはだれでもできるうえに、トラップも多いことを認識する必要があります。結果だけをみて判断し、プロセスを軽視するのではなく、その結果に至ったプロセスを重視する必要があります。ましてや、結果がすべてである投資の世界では、結果を必要以上に重視しがちですので、その結果に至る判断をしたプロセスが間違っていなかったか、その判断をした時点で見通せたものと、見通せなかったものが何であったを考えて投資戦略を考える必要があると思います。

okasan_online at 21:20コメント(0) 
投資情報-総合 

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