投資経験

2010年10月19日

株式投資には経験が非常に重要です。しかし、経験を過信した予測は実際の投資成果にマイナスとなることを認識する必要があるかもしれません。つまり、「経験がじゃまをする」ということです。実は、私たちは自分の知識を過大評価する場合があります。それは、知っていたことや知りえたかもしれないことを過大評価するからだと言われています。

実際、これから起こることを予測するのと、すでに起こったことを解説するのとでは大きな違いがあります。アナリストやストラテジストの解説を聞くと、理路整然と起こったことやその理由を説明してくれます。一方、予想に関しては全くないか、さまざまな条件のもとでの予想が多いと思います。

例えば、「為替が円高に振れなければ、株価は上昇トレンドを続ける可能性が高い」といったように、A→Bという因果関係が存在するという前提で、その前提条件が満たされれば、こうなる可能性が高いといった予測です。この予測には二つの不確定要素が入っています。一つは、円高になるかならないか、もう一つは、可能性が高い、ということです。結果的に上昇トレンドが続かなくても、円高となれば外れても仕方がありませんし、もともと、上昇トレンドも可能性の話です。さらに、このコメントでは期間が指定されていませんので、結果に対する言い訳はいくらでもできてしまいます。

株式市場のように不安定で複雑な場では、アナリストやストラテジストにも予測は難しいことは、投資家なら十分認識できていると思います。アナリストやストラテジストの予測が100%当たるなら、彼らはトレーダーになった方がよほど稼ぐことができるはずです。

このようなことが分かっているにも関わらず、私たちが予測に対して価値を見出している理由は、過去の経験による自分の知識を過大評価するからだそうです。前もって知っている情報があったのだから、すでに起こった出来事も予測できたのではないかと、考えているのではないでしょうか。これは、いわゆる後講釈=後知恵ということです。

本来、株式投資においては予測は不可能なはずです。しかし、人間=投資家は何らかの予測をし、もし何かが分かれば予測できるのではないかといった考えを持ちがちです。結果をみてからの後講釈が意味ないことを理解し、予測するのではなく、起こったことにどのように対応するかと、その行動をどのように実行するかに神経を注いだ方がパフォーマンスは上昇するのではないでしょうか。

okasan_online at 19:00コメント(0) 
投資情報-投資心理 

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