保有効果

2010年10月18日

保有効果とは自分が所有するものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる現象のことだそうです。

そういえば、株式投資において、ある銘柄を購入した後に、ネットや本で購入した銘柄の良いところを確認し、そして自分がその銘柄を購入した確固たる理由を欲しがるということが良くあります。このことは、先週お話しした「損失回避」にも通じるところがあるようです。つまり、あるものを得ることに伴う効用より、今持っているものを失う痛みが大きいために、自分が保有しているものをより良いものと感じているというわけです。

さらに、「保有効果」には現状を変えたくないという非常に強い抵抗感からくる場合もあります。

株の話ではありませんが、例えば、あなたがすでに携帯電話を持っているしましょう。壊れて使えなくなるのは困りますが、現状で、大きな不満や不都合がなければ新しい携帯電話を買う可能性は低いと思われます。もし、携帯電話会社が新しいキャンペーンで買い替えを促そうとしても、さまざまなサービスに見向きもせず、検討もしない人に買い替えをされることは非常に難しいと思います。本来、人間は保守的で怠け癖があるということを認識するべきだと思います。

株式投資に戻ると、一度保有した銘柄について、自分が良いと思って購入したのですから、投資家にとって、基本的に売却する理由は無いのです。ましてや、その投資資金が余裕資金であれば投資家は株価が下がったとしても売る理由にはなりません。逆に、今持っている株をなかなか手放そうとせずに、保有効果から同じ銘柄につぎつぎと資金を投入してしまう危険性さえあります。

そこで、株式を購入する段階で機械的なロスカットを設定するのは一番良い方法だとは思いますが、実はこのロスカットができないのが、この保有効果によるところが大きいと思います。そこで、こう考えてはどうでしょうか?あなたが今、保有している銘柄について、まず保有していることを忘れてください。そしてこう自分に問いかけましょう。「今その銘柄を新たに購入したいですか?それともしたくないですか?」もし、新たに購入したくないのならば、今、その株はあなたにとって売る必要がある時期だと思う必要があるのではないでしょうか。

okasan_online at 21:03コメント(0) 
投資情報-総合 

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