相場予測を答える側の理論から

2010年10月04日

株式投資をする場合に他人の意見を参考にしたがる投資家が多いようです。あいさつ代わりの質問として「何か面白い銘柄はない?」「この先の相場をどうみている?」などがありますが、この質問にはどのように対応したら良いのでしょうか。

質問した側はあいさつ代わりでも、本気でこの質問に答えようと努力することは、自分のトレード技術の向上に役立つかもしれないので、ここは真剣に考えてみましょう。質問者は相場予想を聞いていると思われるのですが、投資期間はどのように考えているのでしょうか。1~2時間後なのか、数日か、数ヵ月か、それとももっと長期を意識した投資なのかが分かりません。また、関心があるのは平均株価(先物)なのか、それとも個別銘柄についてなのかも、答えるうえで重要なポイントです。もし、本当に答えが必要な場合はこれらの点についてはっきりさせておくべきだと思います。

また、投資期間と投資商品が決まっているとして、質問者の資金状態や取引手法が分からないと相手に満足がいく答えはできないと思います。短期のデイトレードなのか、数日のスイングトレードなのか、中長期投資なのか、現在のポジションがどのようになっているのかについて知らなければ答えようがない部分もあると思います。

さらに大事なことは、質問者が本気で聞いているかどうかということです。質問者が本気でなければ、答えても価値がありませんし、自分が意見を変えた場合の連絡方法が確立していないと、そのときだけの見通しでは意味がありません。相場に関する予想を正確に答えようとしている間に相場が変化して、予想が変わる可能性も十分にありえます。予想が変わったときに連絡が付かなければその後の投資成果についても責任は持てません。

つまり、株式投資は単に複雑で予想できないだけでなく、質問者の個人的な状況に合わせる必要があるのです。自分の投資方法が正しく、利益が出ていたとしても、それがすべての人に通じるはずはありません。逆に、その答え=アドバイスがその質問者にとってマイナスになる場合さえあるかもしれません。

結果、相場予測を人に聞いてもほとんど意味はないことになります。本当に重要なことについて、トレーダーや専門家が簡単に他のトレーダーに教えると思いますか。聞ける話はただの自慢話か、ただのタラレバ話ではないでしょうか。そうした意味で、本当に投資を勉強したいのなら先人の教えを記した良書を探して読むか、本当に利益を出しているトレーダーの弟子になるしかないのかもしれません。また、自分で実際の経験を積まなければその手法や理論も宝の持ち腐れになりかねません。

結局、投資家=トレーダーは自分で考え、自分で予測し、自分で投資することでしか、投資の熟練度は上昇しないのです。

okasan_online at 19:25コメント(0) 
投資情報-総合 

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