変化に対応する力

2010年09月30日

過去の生命の歴史をみると、生物の進化と生存はどのように外部の変化に対応していったかが、最も重要だといわれています。諸説ありますが、恐竜が滅亡した要因も外部環境に対応できなかったためだといわれています。私がファンドマネージャーをしていたとき、進化する企業を探すことが大きなテーマでしたが、いかに変化に対応できる会社であるかが投資銘柄選定のポイントでした。企業は継続することが最も重要なことであり、そのためには外部環境の変化に対応する能力がその企業にあるかどうかが、重要だと考えていました。

トレーダーにとっても、変化に対応することは非常に重要です。しかし、変化に対応しようと真剣に努力しているトレーダーがどれだけいるでしょうか。トレーダーにとって変化に対応するということは株価の将来を予測することとは異なります。株価の予想をして、株価の上下を当てることにむだな時間を費やしてはいないでしょうか。努力して、勉強して、一生懸命に予測しても株価が当たる保証などはどこにもありません。

未来のことなど分かるはずはないのに、このことを本当に認識しているトレーダーは意外と少ないように思います。相場観を持つことと、相場を予想することは全く違います。相場観を持ち、実際の株価の動きとその動きに対する対応をしっかりすることはトレーダーがやるべきことです。一方、相場を予想して、その予想に基づいてトレードを行い、その勝ち負けに一喜一憂することには何も意味はありません。特に、相場を予想する場合、自分のポジションに都合の良い予想をしてしまうことが多々あり、自分の予想に意地を張りロスカットなどの正しい対処が出来なくなるリスクが大きくなるのです。

投資をすることは未来を予想することではなく、未来に対応することではないでしょうか。変化に対応したトレーディングとは予想するよりも、これまでの結果からどうして勝ったのか、負けたのかを分析し、二度と間違いを犯さないようにすることが重要です。また、間違いとは株価が当たった、はずれたではなく、自分のトレードシステムが的確に遂行できたかどうかが、間違いを犯したかどうかのポイントとなります。

真のトレーダーが生き残っているのは予想が当たっていたからではなく、変化に対応してこられたからだと思います。真のトレーダーへの道は「変化に対応する力」ではないでしょうか。

okasan_online at 20:38コメント(0) 
投資情報-投資心理 

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