テクニカル分析-逆ウォッチ曲線

2010年09月14日

今回は不規則時系列系の逆ウォッチ曲線について解説します。逆ウォッチ曲線は株価と出来高の関係を2次元でグラフ上にプロットしたものです。ある銘柄が現在、相場サイクルのなかでどのレベルにあるのかを折れ線グラフによって一目で見られるように工夫されています。「由来」と「概要」に関しては以前ご紹介した「テクニカルチャート解説」をご覧ください。右の「リンク集」からご覧いただけます

 チャートの書き方は、株価を縦軸、出来高を横軸にとって、順番にラインを引いていくだけです。日々の動きでプロットするとラインが細かく複雑になって、何だか分からなくなる場合が多くなります。そこで株価と出来高をともに移動平均を計算し、それをプロットすることによって、ラインを滑らかにするのです。一般的なパラメータとしては25日を利用することが多いようです。岡三ネットトレーダーの初期パラメータも25日となっています。

 一般的に、出来高の増加は株価上昇の動きを伴うという特徴があるといわれています。これまで「売り」であった株価も出来高が増加し始めると、逆ウォッチ曲線のチャートは右に移動し始めます。それが株価の上昇を伴うことになれば、「買い」のシグナルと考えるわけです。

 一方、株価の上昇が伸び悩みだすと同時に、出来高が減少を始めたら、逆に「売り」シグナルと捉えます。
 逆ウォッチ曲線は、相場における出来高と値動きの関係を示すものですが、実際の売買においては、買い場が近いのか、それとも売り場が近いのかを判断するのに役立つといわれています。

 出来高は株価の動きに先行するといわれています。逆ウォッチ曲線が時計と逆回りに動くという意味はこの株価と出来高の動きから理解することができます。つまり、相場が「上昇を始めてから天井を付け、そこで下落に転じて底を打つ」までを1サイクルとすれば、出来高も「徐々に増加して、天井近辺をピークにスッと細り始め、底値付近では閑散商状になっている」という流れが、時計と逆にグラフを描かせるというわけです。

GyakuW-2

この流れを以下にまとめておきます。
パターン 相場     出来高     スタンス
1        底ばい    増加      買い場
2        上昇開始   増加      買い
3        上昇継続   変化なし    まだ、買い
4        上昇継続   減少に転じる 見送りor売り
5        伸び悩み   減少      売り場
6        下落開始   減少      売り
7        下落継続   変化なし   まだ、売り
8        下落継続   増加に転じる 見送りor買い

もう少し分かりやすい図表を掲載しておきます。

GyakuW-1

特に、注目すべきパターンは2と6です。完全に図のようなパターンが現れる場合は少ないと思いますが、2と6のパターンは比較的見分けが付くといわれていますので要注目です。



okasan_online at 20:15コメント(0) 
投資情報-テクニカル 

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