攻めと守り

2010年09月13日

 プロ野球において、攻めの野球と守りの野球とはどちらが強いのでしょうか?一般論でいえば、攻めの野球は好不調の波が大きく、守りの野球はある程度の勝率が計算できることから、長丁場のリーグ公式戦では守りの野球が強みを発揮し、短期決戦の日本シリーズなどは攻めの野球に分があるのではないかと思います。スポーツの世界では「攻撃は最大の防御である」ともいわれますが、やはり長期的に勝ち残っていくためには、攻撃だけではなく、守りが重要だと思います。特に、一度の攻撃で致命傷を受けるような場合は守りの重要性がさらに増すと思われます。

 それでは、相場=投資においては攻めと守りをどのように考えたほうが良いのでしょうか。攻め=利益を出す、守り=損失を出さない=損切りをすると定義した場合、トレーダーにとって攻めは嬉しく、守りは苦しいということになります。利食いは嬉しく、損切りが苦しいのは、人間であれば当然のことです。このような、当たり前の考え方から、トレーダーは利食いを早め、損切りを遅く行う傾向にあるわけです。この考え方に自然と従っていくと、必然的に利食いの金額は少なく、損失の金額が多くなり、一度の損失で株式市場から退場せざる負えない状況に追い込まれる可能性があります。そして、こうなったらかなりの確率で復帰は難しくなるのが一般的なのです。

 ということは、投資においては一般的な感覚とは異なる考え方が必要となるのです。トレーダーとしては利食いを遅らせ、損切りを早く行わなくてはならないのです。野球でいえば、守りを最も重視し、勝てそうなときに徹底的に勝つ必要があるのです。ただ、野球では1試合で大量得点を取っても1勝は1勝で(逆にいえば、1点差でも勝てば1勝です)しかないのですが、投資の場合は、勝ち負けよりも、総得点数と総失点数の差がいかに多いかが重要となるのです。失点を防ぎ、得点を取るためには、しっかりした守りが重要だと思います。

 トレーダーにとって損失は苦しみを伴いますが、生き残るうえでは、損切りは非常に重要なことです。以前にも書いたと思いますが、損切りは負けではありません。トレードをする上でのコストであるとの認識を強く持つ必要があります。守りを重視する=小さな損失を容認することがトレードには非常に重要なことです。

okasan_online at 20:08コメント(0) 
投資情報-総合 

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