市場心理とは何か

2010年08月10日

市場心理はマーケットセンチメントともいわれ、相場の地合いが強いとか、地合いが弱いなどということもあります。市場心理が弱気であるときは、相場は買い材料にはほとんど反応せず、主に売り材料に反応することが多いといわれています。

投資家の多くが感じていることであり、理屈ではうまく説明しにくいのですが、さまざまな専門家のマーケットコメントでもこのことが語られ始めることから、投資家はますます弱気に傾いていくことになります。
さらに、逆張りの「買い」を入れても利益が出にくい。「売り」から入ると多少上昇することはあっても、ほぼ利益がでる水準まで下がる場合が多いなどの実体験が重なると、さらに市場心理は弱気に傾いていくことになります。

この弱気相場の要因が何であるかは非常に重要です。それは、投資家心理として弱気なだけなのか、実需の売り物があるから下がるためにさらに弱気に傾くのか、ということです。心理として弱気なだけなら何かのきっかけがあれば反転する可能性は大きくなります。しかし、実需の売りの場合はそうはいきません。過去、株式の持合解消売りが続いたときがありましたが、このようなときはどのような好材料が出ても戻る可能性は少なくなります。また、市場心理とまではいえないのですが、個別株の場合ファンダメンタルズが悪化している場合は下げトレンドが続く可能性が高いと思われます。

米国には「恐怖指数」というものがあります。本来の指数名はVIX指数といい、シカゴ・オプション取引所が作り出した「ボラティリティ・インデックス」の略称です。VIXはS&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出されており、このVIX指数は投資家心理を示す数値として利用されています。市場心理を表すことから「恐怖指数」という別名が付けられているのです。(VIX指数は岡三ネットトレーダーでみることはできないのですが、ご自分で検索していただければみることが可能です)

恐怖指数は、通常時は10~20の範囲内で動き、相場の先行きに不安が生じた時に数値が大きく上昇する特徴があり、過去のチャートを見ると、大きな出来事が起きた後は上昇していることが分かります。例えば、2001年9月のアメリカ同時多発テロのときは44、2008年9月のリーマンショックのときは42となりました。2008年10月の世界金融危機のときは89まで急上昇しています。因みに、8月9日の数値は22となっています。

恐怖指数からみると現状はそれほど弱気ではないと考えられるものの、強気とはいえない水準ではないかと思われます。(結論的には少し弱気といったところでしょうか)

個別銘柄のファンダメンタルズがいかに良くても投資心理が弱気であるときは反応が小さいどころか、相場の地合いに大きく引っ張られる可能性がありますので、投資においてマーケット全体の市場心理を頭に入れておくことは非常に重要なことです。

okasan_online at 18:30コメント(0) 
投資情報-投資心理 

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