ロスカットの本質

2010年08月02日

ロスカットに関する重要性はすでに何度も解説しています。デイトレーダやスイングトレードでは価格を元にロスカットをする場合が多いと思います。この場合は、トレードシステムの中にロスカットを価格や比率でエントリー時に決めておけば、あとは機械的に行うだけです。問題は、このトレードシステムをしっかり守ることができるかどうかですが、これについては投資家自身が自分に命令し、自分で守るといった自己規律が重要なポイントとなってきます。

一方、中長期投資を行う場合は、価格面でのロスカットを考慮しない投資が散見されます。中長期投資はファンダメンタルズを前提に投資する場合が多いことから、投資期間、ファンダメンタルズ分析によってさまざまなロスカットをしない理由が存在します。

例えば、中長期投資における投資期間にはかなり幅があります。従って、自分の投資期間を最初から決めていない場合が多く、評価損が出ていても中長期投資だからということで、そのまま保有を決め込むことがあります。また、ファンダメンタルズに関しても、今期が悪化したとしても来期は回復の可能性が強いのが一般的です。業績悪化が露呈しても株価は一時的に下がり、すぐに株価には織り込まれてしまうので、その後ロスカットをしてもあまり意味はないとの考えから、その後ずるずると株式を保有しがちです。

それではどのようなときにロスカットを行う必要があるのでしょうか。まず、「自分の判断に間違いがあった場合」はロスカットをすべきです。業績が良くなると思って買った株が下方修正された場合は判断の間違いですので、ロスカットするべきだと思います。また、「自分の判断に間違いがない場合でも、株価が期待と逆に動いた場合」もロスカットの対象になります。仮に判断が正しくても、投資家が判断した材料以外の要因で動く場合もあります。従って、このような場合はロスカットラインを決めておく必要があると思います。

とにかく、ロスカットについてはエントリーのときにロスカットラインと投資期間を決めておいて、その二つを必ず守る必要があります。特に、この二つを「エントリー後に変更することは絶対やってはいけないこと」です。相場は明日もあります。潔く一時撤退することは、何も恥ずべきことではありません。「今回のトレードは今後行う多数のトレードの中の一つでしかない」と考えてエントリー、ロスカットを淡々と行うことが重要です。

okasan_online at 19:30コメント(0) 
投資情報-投資心理 

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