「休むも相場」で言い訳してはいませんか?

2010年07月12日

「休むも相場」というのは、もちろん株式投資の格言です。 この「休むも相場」とは、常に売買しているのではなく、相場が読めないときには、売買をやめて休むことが相場で勝つためには必要であるということを言っています。一般的に、個人投資家は機関投資家や専門のディーラーのように常に売買する必要はありません。このことが、個人投資家が機関投資家より優位に立てる要因の一つだといっている人もいます。

それでは本当に「休むも相場」は正しいのでしょうか?これはある意味では正しいのですが、ある意味では正しいといえない部分があります。例えば、相場で大きく負けた場合、その要因が自分のトレードシステムを守れなかったことに起因しており、そのことで精神的に落ち込んだり、逆に熱くなったりしているときは一旦休むほうが良いと思われます。また、体調が悪かったり、さまざまな要因で精神的にまいっているときなども休むほうが得策です。自分で決めて定期的に休むことも精神的な疲れを癒すのには良いことだと思います。

一方、相場の先行きが不透明なので、ここでは「休むも相場」だからトレードしないという場合は、単に「休むも相場」を言い訳にしているだけかもしれません。ファンダメンタル分析を行い、テクニカル分析もチェックし、タイミングとしてはここはエントリータイミングだと思ったとしても、必ず儲かるわけではありません。ファンダメンタルズ分析に漏れがあるかもしれませんし、テクニカル分析は期間やパラメータを変えればその結論はどのようにでも変わってしまいます。自分が考えていたストーリーや材料も市場はすでに織り込み済みかもしれません。このように考えたら実はきりがないのです。「休むも相場」で言いわけをするくらいなら、まず行動することのほうが重要です。トレードなどの勝負事にとって躊躇することは何のプラスにもなりません。

相場で行動するということはもちろんポジションを取ることです。しかし、100%の結果を求めれば「休むも相場」を言いわけにしてトレードを先送りにしてしまうリスクがあります。これまでも解説してきたように、資金管理とロスカットをしっかりと行えば、先が読めない相場でトレードを続けたとしても、再起不能になるようなひどいことにはならないと思います。ましてやエッジ(優位性)のある戦略でトレードすれば、確率の大数の法則が効いてくるはずです。

投資は命の次に大事なお金をリスクにさらすという意味では精神的な負担が大きいことも事実です。ただ、いくら真剣勝負だといっても、昔の武士のように命をとられるわけではありません。スポーツ選手のように故障やケガを気にする必要もありません。投資に必要なものは、資金と自分の頭です。資金はトレードシステムを堅持することで守り、そして増やすことができる可能性があります。そして頭は使っても減らないどこころか、むしろ使えば使うほど活性化する可能性すらあります。迷って「休むも相場」をとなえるくらいなら、迷わず一歩踏み込んでポジションを取るほうが100倍効果があると思います。

okasan_online at 18:41コメント(0) 
投資情報-投資心理 

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