テクニカル分析-一目均衡表

2010年05月27日

今回はトレンド系一目均衡表について解説します。このテクニカル分析は日本で生まれたテクニカル分析です。「由来」と「概要」に関しては以前ご紹介した「テクニカルチャート解説」をご覧ください。右の「リンク集」からご覧いただけます。

一目均衡表は時間を重視し相場は買い方と売り方の均衡が崩れた方向に動くとの考えに基づいて作られています。時間のベースとしては、日足チャートを利用し、日数的には9日26日が利用されます。本来は、この日数には深い意味があるそうですが、ここは先人が検証した結果この数字が最も効果的であるとの結論に達したのだと理解しておきましょう。従って、「岡三ネットトレーダー」ではパラメータを変更できるのですが、基本的には標準のまま使うべきです。また、現状の均衡状態は日足ベースで考える必要があるので、デイトレードで使う場合も単純に分足などで使うのではなく、日足での分析が重要になります。

ご注意)画面上に表示された画像の個別銘柄は操作の説明上表示している ものであり、これらの銘柄の売買をいっさい推奨するものではありません
ichimoku

一目均衡表は基準線転換線先行スパン1先行スパン2遅行スパンから構成されています。そして、これらの値は一目均衡表を見ている人全員が共通で認識できる数字なのでいわゆる節目として機能する場合が多いことが、非常に重要なポイントです。従って、デイトレードで利用する場合は日足ベースでのこれら5つの値を認識(正確には遅行スパンは現在の株価を26日間後ろにずらした数字なので節目としては使えません)し、株価がこれらの水準に近づいた場合にどのようにトレードするかを決めておく、といった使い方が良いと思います。

基準線転換線の位置関係については、概念的には移動平均に似たものだと認識する方が簡単です。いわゆる、ゴールデンクロス、デッドクロスの概念で理解すると分かりやすくなります。

また、2本の先行スパンに囲まれた部分をと呼びますが、26日間先にずらしているので、この雲は株価の先行きを見るうえで重要な概念になります。株価が雲より上にあれば買いゾーン、雲より下なら売りゾーンにあり、雲の中にある場合はどちらになるかまだ分からない混沌とした状態だということです。

ichimoku雲

アニメの空中シーンで何らかの飛行体が上昇するシーンが良く出てきます。雲の中では大きな抵抗があるのですが、それを抜けるとその抵抗が一気に無くなって太陽の光が指すといったシーンをご覧になったことがあると思います。感覚的にはあのようなものだと考えると理解し易いかもしれません。また、雲の上から下降している場合、雲で一旦はじき飛ばされるシーンもよく見ます。つまり、買いゾーンにあれば、雲の上限で一旦反発するかもしれない、売りゾーンにあれば雲の下限で一旦押し戻させるかもしれない、ということをトレードする場合に考えておくと、そのときにどのようにトレードするかの方針が固められます。

もちろん、必ず雲ではじかれるわけでもなく、場合によっては今回の様に一気に抜けてしまうことも、これまた相場であり、一目均衡表の数字も万全ではありません。さらに、一目均衡表は株価のみから計算されている指数であり、26日前との比較を多用しています。このため、26日前の出来高が直近の出来高と比べて少ない場合は数値の意味合いが薄くなります

一目均衡表だけではありませんが、数値のみを使ったテクニカル指標は出来高の概念を使ったテクニカル分析と併用した方がより成功する確率が増すと思います。

okasan_online at 14:00コメント(1) 
投資情報-テクニカル | 岡三ネットトレーダー チャート

コメント一覧

1. Posted by 株式勝男   2010年08月18日 12:38
5 毎日為替しだいの株式相場が続いています。 日経平均の一目均衡表でも暗雲が垂れ込めているようです。
今日はいろいろ勉強になりました。ありがとうございます。

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