確率について

2010年04月27日

投資を行ううえで、「確率」の概念は非常に重要です。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
「確率(かくりつ、probability)とは、ある現象が起こる度合い、ある試行が行われたあとある事象が現れる割合のことをいう。偶然性を含まないひとつに定まった数値であり、発生の度合いを示す指標として使われる。」
となっています。

簡単にいえば、必ず起こることは100%、全く起こらないことは0%、半分半分の場合は50%ということになります。代表的な例では、サイコロの一つの目が出る確率は1/6、約16.7%です。確率論はもともとサイコロ賭博といったギャンブルの研究として始まったのですが、今日では保険や投資などの分野で実用化されています。そうです、投資において確率は非常に重要なのです。

それでは株価が上がる確率は何%でしょうか?株価がランダムであり、変わらない時を除くと、いつかは上がるか下がるかしかないので、この場合の確率は50%になります。

一般的に、相場の世界では20%以下の勝ち組投資家と、80%以上の負け組投資家がいる、といわれています。株価が上がるか下がるかは半々なのにどうしてこのようなことがいわれているのでしょうか?

まず一つは、株式投資の場合は「買い」から入って、株価上昇後に「売る」のが一般的な投資スタイルだからと思います。上昇局面は良いのですが、下降局面ではこの投資スタイルは機能しないわけですから、チャンスは単純に半分になってしまいます。

さらに、投資はサイコロとは異なり、結果を評価する期間を投資家自身が自由に決められるところも大きく影響しているような気がします。投資家にとって損失を確定することは大きな痛みを伴う行為ですので、ついつい先延ばしにしてしまいます。もちろん、株価が戻れば良いのですが、「株価は何事も起こり得る」ために大きな損失を抱えて耐えきれずに退場せざるを得ない状態になることは十分起こりえます。このことも、負け組投資家が多い要因かもしれません。

さらに重要なことは、じつはこれまで説明してきた率は勝ち組投資家になるためにそれほど重要なことではない、ということです。
かなり逆説的な言い方になりますが、たとえ勝率が低くてもトータルで利益が出ていれば結局は勝ち組投資家になることができるのです。例えば、1日10回エントリーして、このうち8回は逆指値で小幅の損切りとなっても、残りの2回で大きく利を伸ばすことができれば全く問題はありません。「順バリ」の「ブレイクアウト手法」などの勝率はかなり低いのが一般的ですので、あまり勝率にこだわるのは意味がありません。

ただ、エントリーするときは意味のあるエントリーをする必要があります。意味のあるエントリーとは比較優位性「エッジ」のあるエントリーのことを指します。テクニカル分析であろうと、板読みであろうと、トータルで利益がでる手法を見つけ、検証するプロセスは非常に大事です。そして、そのエントリー手法を決めたら、何があってもその手法を続ける必要があります

「今回のトレードは1万回のトレードの中での一つでしかない!」
という考え方を肝に銘じるべきかもしれません。



okasan_online at 14:00コメント(0) 
投資情報-総合 

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