2010年08月31日

トレーダーはトレード記録をつけるべきだと思います。トレードした結果を記録するのはもちろんですが、どうしてそのようなトレードをしたのか、さらにはマーケットトレンドをどのように読んで、どのような戦略を立てたのかも記録しておかないとその後のトレードに生かすことはできないと思います。

トレード記録には日付、売り買いの別、エントリーのシグナル、エグジットの状況、損益の額、損失の理由などが挙げられます。特に、損失理由を適切に分類して記録することは非常に重要なことだと思います。中でも正当な損失とトレードルール等を破ったことによる損失は分かりやすいように分類する必要があります。

一般的なトレードルールを破った場合の損失の理由

・ストップロスを設定しなかった
・ストップロスを設定したが結果的に守らなかった
・ストップロスがヒットする前に恐怖心から売りシグナルを先読みして手仕舞ってしまった
・ポジション解消のシグナルに従わなかった
・早期にポジションを解消してしまった
・エントリーシグナルが発生する前にエントリーしてしまった
・エントリーシグナルではなく、他の要因でエントリーしてしまった
・漫然とした恐怖や不安、怒りでエントリーや手仕舞いをしてしまった

など、さまざまな要因による損失が存在します。トレードを記録することによって、そこに頻繁に起きていると思われる間違いに注目し、それが繰り返し起こる際の前提条件もピックアップする必要があります。これができれば、投資家のトレードにおける固有の行動パターンが探れる可能性があります。このパターンを探ることができれば、損失のパターンに注意し、さらには逆にすることができれば損失が利益に変わるかもしれません。利益とならなくても、少しでも損失を防ぐことができれば大成功です。それを進めていけば、必ずや利益につながる方策が見えてくるはずです。従って、トレード記録を付けることは成功するテレーダーへの近道だと思います。


okasan_online at 19:26コメント(0) 
投資情報-総合 

2010年08月30日

株式投資に対する必要な知識を身につけるには本などを読むことによって学習する必要があります。もちろん、当社のWebサイトにも投資に関するさまざまな情報が掲載されています。ただ、こうした知識がトレードの成功を保証する訳ではありません。

株式投資および取引ルールになどに関する基礎知識は重要ですが、株式投資するマーケットに関する深い知識を習得したにも関わらず、損失を被っているトレーダーがいることも事実です。一方、マーケットを実際に理解しておらず、マーケットに関する重要な知識が不足しているにも関わらず、成功を収めているトレーダーも存在します。いってみれば、中長期的にマーケットを牽引していると考えられているファンダメンタルズを理解することが成功のための必要十分条件とはならない場合もあるということです。

トレーダーは評論家ではありません。株式投資に対する知識を大量に詰め込んでもそれが収益につながる分けではないことを理解する必要があります。知識ばかり増やしてリスクを取らない(エントリーしない)理由を並べても何の意味も無いのです。一般的には知識が増えれば増えるほどトレーダーはリスクに対して敏感になり、結局何もできないことになる場合が多いといわれています。屁理屈をこねてリスクと取らないなら、マーケットに対する知識が少なくてもリスクを取ってチャレンジした方が何倍もマシな場合が多いと思います。

細部にわたって知識を習得しなければ動けないという人がいます。投資においては大事なお金をリスクにさらすことになるのですから、気持ちは理解できます。しかし、「百聞は一見にしかず」、基本的な投資の知識を身につけたら、まず始めてみるのが良いと思います。

私も、個人投資家時代に実際に投資をしてみて、初めて感じたことや考えたことが数多くあります。このブログで毎回解説している「投資心理」に関しては、自分で自分のお金を投資してみて初めてその重要性に気がつきました。アナリストやファンドマネージャーを続けていたら、そのような考え方にならなかったような気がしています。

トレーダー成功の要因は、自分自身を知り、それを維持し続けることができるかどうかにかかっていると考えていますが、これを理解するにはトレーダー自身の経験と能力によるものではないかと強く認識しています。

okasan_online at 20:43コメント(0) 
投資情報-投資心理 

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プロフィール
石黒 洋一(いしぐろ よういち)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部 次長

石黒洋一

【経歴】
1993年早稲田大学社会科学部卒業後、城南信用金庫、もしもしホットライン(現リライアコミュニケーション)を経て、2006年に岡三オンライン証券入社。

売買データや株価データ等を活用し、個人投資家の投資動向を絡めた独自の投資情報を発信。
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