2010年05月11日

今回のギリシャ危機を受けた世界同時株安の影響は、日本株に関しては「岡三証券の日本株の今後の見通し」にあったように、とりあえず200日移動平均線で一旦止まった感があります。株価の上昇と下降は今までに何度も繰り返されてることです。ただ、今回の株安で経験したことはできるだけ次の機会に活かせるようにしたいものです。

NK2250510

と言うわけで、自分のトレードルールは必ず守る。その中で、ロスカットの方法と水準を決めておき、必ず実行する。さらに、いつ何が起きてもいいような、資金配分とポジションを持つ、などをもう一度考える良い機会となると思います。

以下に、今回の株安の経験を生かすために参考となる「格言」をピックアップしてみました。


失敗の損失を悔やむなその反省から大きな幸が生まれる

失敗は成功の母といわれるように、失敗をして後悔するのは当然ですが、なぜ失敗したかを振り返って考えてみれば、次回の成功のもとを探すことも可能となります。失敗したことからこそ、貴重な教訓を見出すことができると思います。


売りは迅速、買いは悠然

下げ相場というのは一般的には一気に進むものであり、ためらっているとその相場は終わってしまいます。一方、上げ相場というものは日柄をかけてジックリと上昇するものであり、「初押し買うべし」とたとえられているように、買い場は数度に渡って訪れるものです。相場の上下動の原則の機微をとらえている言葉です。

利食い急ぐな、損急げ

上昇相場の時には、一時的に下がっても含み益があるので、あわてて切る必要はありません。つまり、利食いは急ぐことはないのです。しかし、損をしているのに「もう少し待てば上がるかも」、「買った値段まで上がるのを待とう」として切るチャンスを失うのはおろかなことです。損切りは素早く。間違ったと思ったらスッパリ切る勇気を持つべきです。


相場は勝ち負けではない

一般のギャンブルと違って相場は売買という商行為そのものであって、儲けたか損したかはその結果に過ぎません。つまり、ロスカットは損失ではなく商行為におけるコストであるという考え方が重要です。勝った負けたということを考えると勝率にこだわりすぎて本質を見失う懸念があります。


我れ事において後悔せず

宮本武蔵の残した言葉です。ひとたび相場という真剣勝負に臨んだ際には、結果としてそれが失敗に終わったとしても後悔するべきではないという事です。仕掛けた時にそれなりの研究をしていれば後悔しないものです。
 



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投資情報-投資心理 

2010年05月10日

トレードシステムといっても当社の「岡三RSS」を使ったプログラムトレードではなく、かなりアナログ的な概念ですのでお間違えないように。自分が行うトレードにおける手法について曖昧ではなく、より具体的に決めておくことを指します。
項目としては以下の7つになります。

(1)スタイル
(2)マーケット
(3)売買システム
(4)仕掛け
(5)損切り
(6)時間枠
(7)利食い

(1)スタイル
まず、トレードのスタイルを決めます。デイトレードなのか、スイングトレードなのか、中長期投資なのか、などです。デイトレードでもスキャルピングなのか、1日の天底を狙うのかなど、より具体的なスタイルを決める必要があります。ここでは、自分が投資にどれだけの時間を使えるかも重要なポイントになります。ザラ場をみることができなければデイトレードはかなり難しくなるので、その場合は自然とスイングトレードや中長期投資になるかもしれません。また、自分の性格もできれば加味する方が良いと思います。

(2)マーケット
マーケットとは自分が投資する対象(投資商品)のことを意味します。大きくは、株式か、先物か、FXか、といったことです。株式だとしても、流動性の高い銘柄主体なのか、新興市場なのか、何らかのスクリーニングの結果として選別された銘柄なのか、です。もちろん一つに限定する必要はありませんが、自分がどのようなマーケット、銘柄をトレード対象にするかを決める必要があります。

(3)売買システム
「順張り」ブレイクアウトか、「逆張り」リバーサル、もしくはその両方か。さらにはテクニカル分析での「順張り」「逆張り」もあります。どのテクニカル分析をつかうかによって、無数のバリュエーションが存在します。

(4)仕掛け(エントリー)
例えばブレイクアウトだとしても、レジスタンスライン、サポートラインをどれにするのか、30分ブレイクアウトや60分ブレイクアウトはどうするのか、などです。リバーサルやテクニカル分析でもどのような状態となったらエントリーするのかを決めておかなければなりません。

(5)損切り
Tickで決めるのか、金額で決めるのか、時間で決めるのか、損切りの決め方も多々ありますが、ここでの重要なポイントは「決めたポイントで必ず損切りする」ことです。これは非常に重要なポイントですので二度いいます「決めたポイントで必ず損切りしてください」

(6)時間枠
デイトレードであれば、チャートを見るうえでの分足をどれにするかも重要です。足によってテクニカル分析のエントリーポイントは全く異なります。さらには、レンジブレイクアウトの時間や前場引けで決済するかどうかなども決める必要があります。

(7)利食い
最後は利食いですが、これは重要であるうえ、もっとも難しいといわれています。スキャルピングなら1Tcikや2Tickくらいでしょうが、そうでない場合はポジションの半分をまず利食いしておき、残りは利益を伸ばせるだけ伸ばす方法や、レジスタンスラインやサポートライン、テクニカル分析でポイントを決めておいて利食う方法もあります。当社の「岡三ネットトレーダー」ならトレール注文を使うのもひとつの方法です。

以上が、トレーシステムに関する項目です。漫然と頭の中で考えてるのではなく、具体的にノートに書いていくことをお勧めします。そして、できるならそのトレードシステムで過去の株価を使った場合、どのくらいのパフォーマンスが得られたかを検証することも重要です。また、あまり複雑なトレードシステムを作っても自分が守ることができない可能性がありますので、ある程度単純な方が良いと思います。



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投資情報-総合 

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プロフィール
石黒 洋一(いしぐろ よういち)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部 次長

石黒洋一

【経歴】
1993年早稲田大学社会科学部卒業後、城南信用金庫、もしもしホットライン(現リライアコミュニケーション)を経て、2006年に岡三オンライン証券入社。

売買データや株価データ等を活用し、個人投資家の投資動向を絡めた独自の投資情報を発信。
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