2010年04月03日

デイトレードをするうえで、ファンダメンタルズ分析の必要性を考えてみたいと思います。

私の場合は最初に証券会社に入り、アナリスト(まだそれほどアナリストという職業は確立されておらず、証券会社の営業のために必要な資料を作るといったイメージでした)となったのですが、当時は株式投資に必要な情報を入手することは難しく、手数料も現在のオンライン証券の手数料と比較するとかなり差があったように思われます。従って、株式投資でデイトレードのような取引を個人投資家が行うことは実質的に不可能に近く、自然と株式投資=中長期投資ということになっていました。

中長期投資で最も重要なファクターはファンダメンタルズ分析だといわれています。個別企業の業績と株価を長期で見ると株価と業績の変化にはかなりの関係があるともいわれています。以下のグラフはある大手エレクトロニクス企業の約40年間のEPSと株価の推移です。

elec
 

このグラフからいえることは、EPSの変化と株価には何らかの関係がありそうだということです。ただ、EPSと株価の相関係数を調べてみると0.2程度であり、統計的には関係が無くはない程度のことしかいうことはできません。もちろん、1社だけを取り上げて結論づけるわけにはいかないのですが、これまで、企業の成長に従って株価が大きく上昇していった例はかなりあります。たぶん、ファンダメンタルズ分析は小型企業の成長段階と関係があるような気がしています。

 株価は需給で動きます。そして、需給を動かす要因がその企業のファンダメンタルズだという前提に立って、その企業の株式を分析するのです。アナリスト、ファンドマネージャーの大部分はこのファンダメンタルズが株価の将来に影響しているとの前提で分析をしていることになります。つまり、ファンダメンタルズ分析とは、ある特定の株式等について、その潜在需要と供給との不均衡(いわゆる効率的市場仮説の逆)に変化を及ぼす可能性のある材料を全て考慮しよう、というものです。

それでは、デイトレードにファンダメンタルズ分析は必要でしょうか?たった1日で企業のファンダメンタルズがそれほど変化するとは思えません。従って、一般的な銘柄分析などの必要性は薄いと思います。デイトレーダーの方の中にはファンダメンタルズ分析は逆にノイズになるとして全く見ない人もいます。ただ、デイトレードをする場合に銘柄選択は非常に重要です。一般的には、ランキング等を監視して動いている銘柄にのる手法が多いと思います。そしてその監視銘柄にファンダメンタルズを考慮したテーマ株を入れることは意味がある思います。

例えば、最近では「スマートグリッド」「クラウドコンピューティング」「電子書籍」などでしょうか。また、いつも繰り返されるテーマとしては「好業績企業」や「円安・円高」などもあります。これらのテーマに関連する企業を監視銘柄としてその日の動き(上がりか下がるかは分かりません)にのる手法はデイトレードでも十分意味があると思います。

株価ボードに登録するランキング銘柄コードなら公開可能ですので、今後順次紹介していきたいと思います。



okasan_online at 10:00コメント(0) 
投資情報-ファンダメンタルズ 

2010年04月02日

株価売買強度分析を知っていますか?「岡三ネットトレーダープレミアム」(以下プレミアム)では投資情報→銘柄情報の中の「板(大)」及び「板(中)」「強度」を見ることができます。

今回はこの分析データの計算方法と利用方法について解説していきます。この株価売買強度はアクティブ投資家=デイトレーダーにとって有益な情報になると思いますので、理解した上でうまく使いこなしてください。

板大
 
株価売買強度は出来高を使った分析です。簡単な見方としては、赤グラフが大きければ買い(買付強度)が強く、緑グラフが大きければ売り(売付強度)が強いということを表しています。合計で100%なので、50%が中立です。上の例では買付強度55.96%、売付強度44.04%です。買付強度が50%より大きいので、本日寄付からの状況としては、買い圧力の方が売り圧力よりは強かったということになります。

 計算方法ですが、まず買約定数と売約定数が必要です。買約定数とは売板に並べられた売気配値が買いによって約定された株数の合計です。上の例では1,143円の売気配にある1,200株が約定したときに1,200株が買約定数に加えられます。取引開始時から合計するのですが、寄付の板寄せなどはカウントしません。売約定数は買約定数の真逆の取引になります。従って、買約定数と売約定数は異なるうえ、この二つを合計しても通常の出来高とは異なる数字(必ず出来高よりは小さくなります)となります。

計算方法は、

 買付強度=買約定数/(買約定数+売約定数)×100

 売付強度=売約定数/(買約定数+売約定数)×100 

当然のことながら、買付強度+売付強度=100%です。

トレードへの利用方法ですが、

(1)素直に買付強度50%以上は買いエントリーのタイミングを探り、売付強度50%以上は売エントリーのタイミングを探る。特に、数字が上昇傾向にある場合は順張りでの投資を考えてみる

(2)買付強度、売付強度がかなり高い場合はそろそろ天井もしくは底打ちの可能性を考えて、逆バリでの投資を考えてみる。

(3)株価が一時的に下落傾向にあっでも買付強度が50%以上であれば買いの勢いはまだ衰えていない可能性があると見て、押し目買いを検討する。その逆の場合は戻り売りを検討する。

さらに、直近の株価の動きや当社独自の価格別出来高、各種テクニカル分析などを加味していけば、エントリーの精度上昇が期待されます
岡三ネットトレーダースタンダード」でも「板(大)」で同様の情報を見ることができます。一方、「岡三ネットトレーダーライト」については「強度」情報を見ることはできないのですが、株価ボードの中に売約定数と買約定数のデータがあります。

株価ボード約定数

単純に、売約定数と買約定数を比べて、買約定数が多ければ買付強度は50%以上ですので、このデータである程度の代替は可能です。このデータに関しては株価ボード共通ですので、プレミアム、スタンダード、ライトで表示することができます。

さらに、もし岡三RSSを利用することができれば、EXCELで以下のような情報を表示することが可能です。先日紹介した日経平均リアルタイム株価の計算に日経平均採用225銘柄を使っているので、そのデータを利用して出来高、売約定数、買約定数をリアルタイムで表示し、売付強度と買付強度を計算しています。また、売付強度50%以上は緑色、買付強度50%以上は赤色で表示、さらに緑と赤の銘柄数(合計で225銘柄)を表示してあります。
サンプルファイルは以下にありますので、ご利用の際は以下からダウンロードをお願いします。

岡三RSSのダウンロード、インストールはこちら

RSSインストール

リアルタイム日経平均算出+株価売買強度分析EXCELファイルはこちら

RSS強度EXCEL



okasan_online at 00:05コメント(5) 
岡三ネットトレーダー 強度分析 

2010年04月01日

現在以下の記事の動画を掲載中です!

操作画像中心ですので、解説等の音声は入っていませんが、音楽等が入っている場合がありますので、音量にはお気をつけください。

お客さまの質問にお答えいたします-2

岡三ネットトレーダーライトを入れてみよう

連結モードで開く

決算発表を監視して、波にのる

ご注意)動画の画面上に表示された個別銘柄は操作の説明上表示しているものであり、これらの銘柄の売買をいっさい推奨するものではありません。

okasan_online at 13:32コメント(0) 
その他 

2010年04月01日

「岡三ネットトレーダーライト」(以下ライト)の画面作成のときに株価ボードを起動しましたが、株価ボードは非常に重要なツールですので、詳細に解説します。

まず、画面です。全画面で表示しています。
株価ボード画面

かなりの情報が表示できていると思います。リストは20作成可能で、1つのリストに100銘柄、合計2,000銘柄も登録することができます。また、「ポジション銘柄」のタブには保有している銘柄が自動で登録されます。上記の例ではリストはポジション銘柄を加えて12ほど登録されています。

「岡三ネットトレーダー」では全てのシリーズで株価ボードの登録データが共有されているので、ライトで登録すれば、プレミアム、スタンダードはもちろん、モバイルでも利用することが可能です。

 それでは、株価ボードの作り方をご説明します。まずは、登録方法です。最初にリストの作り方から。登録銘柄リスト設定をクリックすると以下の項目が表示されます。
株価ボードリスト

追加、削除、名称変更ができます。基本的には追加して、名称変更してください。例えば、日経225銘柄を登録してみましょう。1リストで100銘柄が上限ですので、75銘柄ずつ登録します。リスト名は例えば「NK225-1」「NK225-2」「NK225-3」としてください。

リストができたら、登録銘柄設定をクリックすると、以下の項目が表示されます。
株価ボード一括
ここで非常に重要なポイントがあります。単純にコード表の中にコード番号を一つずつ入れることもできるのですが、この労力は計り知れません。225銘柄のコードを打ち込むのははっきりいって面倒です。ましてや2,000銘柄のコードを打ち込むのは非常に大変です。そこで、まず225銘柄ならコード番号をネットから見つけてください。というか、以下に私が使っているコードを登録しておきますのでご利用ください。

NK225-1.txt

NK225-2.txt

NK225-3.txt

これらのファイルをメモ帳で開いてください。そして、縦に並んだコード番号をコピーしてください。
株価ボードメモ帳
 
次に、株価ボードで一括登録を選択してください。そこにペースト(Ctrl+V)してください。OKを押せば一気に75銘柄が登録できるはずです。この作業を一括登録のところでコード番号を手入力することも可能ですが、もし間違ったコードを入力してOKを押してエラーが出てしますと、また最初からやり直しになってしまいます。自分の監視銘柄や特選銘柄を登録する場合、それまでの作業を無駄にしないためにも、まずメモ帳にコード番号を縦に入力してから一括登録してください
株価ボード一括登録

また、この方法を覚えていただけると、私からお知らせするランキング銘柄(好業績銘柄や円高・円安関連など様々なランキングリストを考えています)を簡単に登録することができますので、その後のトレードに活かしていただけると思います。



okasan_online at 10:30コメント(7) 
岡三ネットトレーダー 株価ボード 

2010年03月31日

今回、当社のHP上で公開している情報はレーティングの変更です。それでは何故この情報が重要なのでしょうか?
ロイター
naviグラフ

株価は現状のファンダメンタルズはもちろんですが、将来のファンダメンタルズにより強く反応すると言われています。アナリストは様々な情報から分析する会社の将来を予測し、これまでの株価の動きを勘案してレーティングを付けるのが普通です。

つまり、レーティングを変更させたということは、「将来のファンダメンタルズがこれまでの期待を上回っている(下回っている)」か「ファンダメンタルの変化以上に株価が大きく変化した」ことによって、レーティングを変更すると思われます。また、一人のアナリストの予想だけでは信憑性は少ないと思われますが、数人(大体5人以上)であれば、その企業の評価の信憑性は高いといえるでしょう。

従って、このレーティング変更は株価にとって影響力ある情報だといえるわけです。しかし、一般的にはこのレーティング変更が行われると即座に株価に織り込まれる場合が多く、個人投資家にとってはこのレーティング変更だけで、銘柄を選択するのは危険です。

それでは、このレーティング情報をどのよう投資に生かせば良いのでしょうか?結論的にはレーティング変更をきっかけとして、当社の「企業分析ナビ」とテクニカル分析を含めた株価を良くチェックして頂いて、適切なタイミングで投資をすることをお勧めします。

「じゃあ適切なタイミングっていった何なの?」との意見があるかと思います。当然です。

しかし、その答えは一つではありません。ただ、当社の「岡三ネットトレーダー」にはこの投資タイミングを考える上で有用な情報を見ることができる様になっています。「岡三ネットトレーダー」を解説することによって、今後その答えを導き出せるプロセスを順次ご紹介したいと考えています。


okasan_online at 19:00コメント(0) 
投資情報-ファンダメンタルズ | 岡三ネットトレーダー 企業分析ナビ

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