2010年05月17日

前回、レジスタンスラインとサポートラインについて解説しました。今回は第2回目として、以前のサポートライン新しいレジスタンスラインに、レジスタンスラインサポートラインになる」ということを心理的な面から考えてみたいと思います。

ご注意)画面上に表示された画像に表示される個別銘柄は操作の説明上表示している ものであり、これらの銘柄の売買をいっさい推奨するものではありません。
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上図をご覧ください。とある銘柄の1年間の日足のグラフです。昨年の12月22日までは850~860円のところをレジスタンスラインとして株価は動いています。因みに、この時期のサポートラインは680~700円となっています。つまり、株価は680円から860円の間で動いてたことになります。
その後、12月24日にこのレジスタンスラインを一気にブレイクし、その後はレジスタンスラインがサポートラインとして機能していることが分かります。さらに、その後はこの間のレジスタンスラインである980円を抜き、現状ではこのラインがサポートラインとして機能しているようです。

この例のように、レジスタンスラインが形成されたとき(投資家の大多数がレジスタンスラインだと認めるということ)、価格がこの水準に近づくとトレーダーたちが一斉に売って利益を上げることになります。そうなれば、このレジスタンスラインに対するトレーダーたちの信頼はますます強くなります。一般的にはこのようなことが、数回起こった後、何らかの理由で売り方よりも買い方の勢いが強く、この水準をブレイクしてくことがあります。このとき、このレジスタンスラインで売ったトレーダーたちはすべて含み損を抱えることになります。小さな損失で逃げたトレーダーもいるでしょうが、また下がるだろうとそのままポジションを保有しているトレーダーもいるでしょう。ただ、マーケットが、このレジスタンスラインに対するトレーダーの期待を裏切ったことは明白であり、トレーダーたちのレジスタンスラインに対する信頼は揺らぎ始めます

その後、このレジスタンスラインまで株価が再び下げるとポジションを保有していたトレーダーたちはやれやれと思って収支トントンでもポジションをクローズする可能性が高いと思います。ましてや、もう一度ここから売ろうというトレーダーは少ないはずです。

この結果、レジスタンスラインは崩れて、この水準では買い方が有利となるのです。これによって、古いレジスタンスライン新しいサポートラインとなり、これと同じ理由から古いサポートライン新しいレジスタンスラインとなるわけです。因みに、レジスタンスラインやサポートラインをブレイクする理由はどのようなものでも構いません。理由よりはブレイクしたという事実が重要なのです。

このように、チャートからマーケット参加者の心理を考えることは非常に重要なことです。チャートには書かれていない「見えないものが見えてきた」でしょうか?


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投資情報-投資心理 | 投資情報-テクニカル

2010年05月15日

岡三証券から「2011年3月期見通し(前半版) 業績回復が鮮明な銘柄にフォーカス!」という資料が出ています。

業績発表はまだ続いてますが、概ね良好な決算内容となっています。好業績銘柄についてはデイトレードやスイングトレードでも監視銘柄として有効ですし、中長期投資においては最も重要なファクターです。今後も折りにふれ注目される可能性が高いので、資料および「株価ボード」に登録するためのコード番号をプライベートモードで公開します。

「株価ボード」に登録すれば、当社の「企業分析ナビ」でより詳細なファンダメンタルズ分析が可能です。もちろん、各種のテクニカル分析もできますので、ご利用ください。

プライベートモードのパスワード等に関する記事はこちら
中長期選定銘柄-限定公開



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投資情報-ファンダメンタルズ 

2010年05月14日

株式投資を行う人のことを一般的に「投資家」といいます。
 
Wikipediaによると、「投資家とは、株式や債券・不動産・通貨・商品などに投資する個人、あるいは法人。個人で投資を行う者もいれば、業務として投資を行う法人も存在し、前者は「個人投資家」、後者は「機関投資家」と呼ばれ区別される。また、短期の値動きによる利益を狙う「投機家」「トレーダー」に対して、長期の値上がりによって利益を期待する立場を意味することもある。「投機家」「トレーダー」が通常の買いに加え、空売りによる売りからも入るのに対し、投資家はほとんどの場合、買いから入ることが多い」、となっています。
 
つまり、「投資家」とは、株式投資の場合、無数にある株式会社から、将来性があり成長の見込みがあるものを選び、見込み通りその会社が成長した時に得られるキャピタル・ゲインや比較的高い配当利回りを期待してお金を投資する人のことを指します。いわゆるファンダメンタル分析を主体とした中長期投資という投資形態です。まさに資本主義経済の根本的な行為に属するといえます。

また、その行為自体で考えると、会社の将来性や今後上げるであろう収益を買うのが「投資であり、その性質から投資はプラスサム(利得の合計がプラス)」であることが多くなります。一方「投機」の場合、参加者は短期的なキャピタル・ゲインによって利益を得ようとするため、必然的にゼロサムゲーム」となります。これが投機はギャンブル的だと言われる由縁です。

それでは、「投機家」=「ギャンブラー」なのでしょうか?結論として、私は全く違うと思っています。ギャンブルは射幸心をあおることによって成り立っています。お金を賭けて儲けたいというエキサイティングな感覚と引き換えに結果的にお金を使っていることになります。一般的にギャンブルには「還元率」というものが存在します。還元率とは、お客が支払ったチップの内、いくらお客側に還元するか?という、いわゆる期待値です。ギャンブルには必ず胴元という運営者がおり、その運営者は利益を出さなくてはギャンブルを継続する事はできません。

還元率は、
宝くじ・toto 還元率45%
競艇・競馬 還元率75%
パチンコ・パチスロ 還元率80%
程度だといわれています。

つまり、期待値としては、ギャンブルすれば、基本的に損をするようにできているのです。

一方、株式の場合、特にオンライン証券の手数料は非常に安く(因みに当社の株式売買手数料は業界最安値水準です)、還元率という見方ですればほとんどコストは掛かりません。もちろん、ギャンブルと違って即座に何倍にもなるわけではないので単純な比較はできませんが、投資した時点でその期待値が大幅に低下することはありません

また、デイトレードをする場合もトレードシステムや資金管理に関しての「規律」をつくって行う投機はギャンブルというよりは一種の商行為であると思います。安く仕入れて高く売る、高く売っておいて安く仕入れることは全ての商行為に共通する概念です。この考え方のもとでは投機におけるロスカット(損失)は商行為におけるコストだと思います

さらに、投機は一般的な商売を始めるよりもかなり低い資本で始めることができます。しかし、敷居が低いからといって利益を出し続けることは簡単ではありません



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投資情報-総合 

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プロフィール
石黒 洋一(いしぐろ よういち)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部 次長

石黒洋一

【経歴】
1993年早稲田大学社会科学部卒業後、城南信用金庫、もしもしホットライン(現リライアコミュニケーション)を経て、2006年に岡三オンライン証券入社。

売買データや株価データ等を活用し、個人投資家の投資動向を絡めた独自の投資情報を発信。
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