2010年09月10日

 このブログを読んでいただいていることを前提とすると、あなたはたぶんトレーダーだと思われます。トレーダーだとして、兼業の方でしょうか?それとも専業の方でしょうか?まず、株式投資を始めるときはほとんど兼業の方が多いと思われます。全く投資の知識が無くていきなりトレーダーになろうとすることは、全くの素人がオリンピック選手を目指すくらいの無謀なことかもしれません。しかし、株式投資自体は資金さえあれば誰でも始めることができる(といっても全く経験がなければ株式現物取引からしか始めることはできません)ので、簡単に投資の世界に入り、痛い目を見る=損失を出す人がいます。

 株式投資に限らず、どのようなことを始める場合もその分野の知識やルール、さらには経験が必要だと思います。そして、そのために勉強をする必要があると思います。皆さんは勉強が好きでしょうか?たぶん、あまり好きな人は多くないと思います。しかし、自分の好きなものや趣味に関するものはどうでしょうか。たぶん、楽しく勉強できると思います。さらに「好きこそ物の上手なれ」ですから、上達も早くますます好きになるという好循環が期待できます。

 つまり、兼業の方はまず投資を好きになることから始めると知識の習得が早いと思います。投資は面白いです。何十年やっても飽きないと思います。先ごろ、当社のチーフストラテジストに就任いただいた伊藤氏は人生のほとんどを相場に関わっています。もちろん、今でも毎日相場を見続け、相場を考え、そして解説しています。週に何度かさまざまな新聞で解説をしていますので、ご覧になった方も多いとは思います。この伊藤チーフストラテジストが人生をつづったものに「相場人生48年」があります。この本は、一般の書店で販売しているものではないのですが、その一部を当社のお客さまに送信している「岡三オンラインマガジン」で紹介しています。さらには、電子書籍での公開も視野にいれて現在準備中です。

 言いたかったことは、相場は人生をかけるほど奥深いものですので、まず好きになって、しっかり勉強していただきたいといいうことです。そして、日常の生活の中で相場のことを考える時間をどれだけ増やせるかが、兼業から専業への道に進むために非常に重要なことだと思います。株式投資で必ず利益を出すことなどはできません。大切な投資資金が減る可能性も十分にあります。それでも相場のことを心から好きになることができたときに専業への道が開けるのではないでしょうか。相場を好きになれないトレーダーはどれだけ努力しても、専業になり、そして相場で生活することは、難しいかもしれません。

【おまけ】
「相場人生48年」の一部から

相場は心理なり

 嵐の前の静けさ。パソコンで株式相場の画面を見ている。株価の流れは上か下か。
しかし相場は売り一色。「こんな水準から売り込んで、一体どうやって稼ぐのか」弱気の虫が頭をもたげそうになる。いやしかし、こうなるとここからはドンと構えるだけの心構えがないと何もできない。仕込んだ株がちょっと下がるとバタバタする。神ならぬ人間、ド安値を拾うなんてできやしない。
 ここで一番大事なのは、潮の流れがどちらを向いているか。意外な波の大きさに驚き、潮の流れを見失って慌てふためく。株式で生きてきた者の定めとはいえ、この世界は難中の難である。そこに人間の欲がからんでくる。「買いと思えば売り」が現実となる。その逆も然りである。
 株式というものは人間をいとも簡単にたぶらかすものである。裏の裏を読んでもやられる。だから「株は魔物だ」と言った先人の言葉が身に紬みる。そしてこの世界には毒また毒の情報が乱舞して人の心を惑わしもする。だから神だのみや縁起かつぎをして、神仏に祈ることもあるのだ。
 株式投資での勝ち負けを分ける要因に投資心理がある。株式には必ずリスクがつきものだが、例えば信用買いには値下がりリスクが、信用売りには値上がりリスクがあり、売買にはこれらリスクに対する不安心理が常につきまとう。中には「心臓ドキドキで夜も眠れず、他の事には手もつかず」の向きもあるだろう。
 中期的には間違いなく上昇すると買いつけたものの、目前に来た強烈な下げによる恐怖感にはなかなか勝てない。業績も好調でトレンドが上向きでも、そうすんなりとは利食いをさせてはもらえない。時にサプライズやアクシデントなど、不測の事態でのストップ安もあるだろう。株式には魔物が住んでいるかのようだ。もちろん目先の相場は誰も分からない。
 世にいうアナリスト達で、本当に相場が分かる者がいたら、草の根をかき分けてでも会いたいものだが、所詮は有り得ない話である。



okasan_online at 20:55コメント(1) 
投資情報-総合 

2010年09月09日

トレーダーは自分の投資資金の動きをしっかりと認識する必要があります。もちろん、すばやく多く稼ぐことができれば良いと思いますが、理想的にはなだらかな右肩上がりで投資資金が増加していくことです。

もちろん、結果としてこのような理想の形となることが望まれますが、これは大負けすることなく、着実に利益を出している場合にこのような形になるのではないかと思います。結果が良いということは、その原因も問題がないということだと思います。まず、損小利大となりエッジ(優位性)あるトレードシステムをつくることが大前提ですが、そのトレードシステムをしっかり守る仕組みや信念も不可欠な要素だと思います。

さらに、トレードシステムをしっかりつくり、しっかり守ったとしても、相場で勝ったときのワナに注意する必要があります。特に、勝ったときには有頂天になり、もっと利益を得るためにはもっと資金を投入する方が効率が良いと考えてしまいます。ここで、トレーダーはある種の義務感的な感覚に囚われてしまうようです。このようにして投資資金を大きくしていくと、勝ったときはさらに大きく利益を出すことができますが、負けたときは一気に資金を枯渇させてしまう可能性が高くなります。

トレーダー(人間)の欲というのは際限がありません。ブル、ベアという言葉があります。ブルは雄牛、ベアは熊です。意味としては雄牛は戦うときに角を突き上げるので「相場に対して強気=買い」、熊は戦いのときに爪を振りかざすので「相場に対して弱気=売り」となっています。さらに、格言では『ブルもベアも時々儲ける。しかしピッグは決して儲けない』というものがあります。これは強気の人も弱気の人も時々儲けられるが、欲張りは決して儲けられないという意味です。

短期間で稼ぎたいという欲が原因でポジションサイズを大きくする行為は欲張りなピッグへの道への近道であるとの認識が必要だと思います。相場は明日もあります。焦る必要はありません。じっくりトレードの経験を積み、少しずつ進化していきましょう。トレードがギャンブルと異なるのは、この考え方ができるかどうかが重要なポイントではないでしょうか。

okasan_online at 19:00コメント(0) 
投資情報-総合 

2010年09月08日

 人間の感情の中に破壊衝動というものがあるようです。そういえば、子供がものを壊すことは、より本能に近い感情に左右されているようにも思います。また、通常の社会生活において抑圧されている場合にそれを発散させる意味でパイ投げや皿割りなどの破壊的衝動(といってもこのくらいなら可愛いものだとは思いますが)に対して、快感をえる場合もあるようです。

 投資において、もちろん感情は重要です。特に、株式投資においてポジションを保有すれば即座にさまざまな感情が生まれます。利益が出れば出たで嬉しい感情が生まれると思いますが、その利益を失くしたくないという感情も出てくるはずです。一方、損失が出ている場合のマイナスの感情はかなり厳しいものがあります。命の次に大事だといわれている自分のお金が減るプレッシャーはかなり大きなものになると思います。

 このとき、最初からロスカット水準を決めておき、その通りに実行できれば、ロスカット後はこのプレッシャーから開放されるのですが、一般的な投資家はそれらのプレッシャーから逃れたい欲求をロスカットではなくナンピンによって満足させようとする場合が多いようです。実際に損失を確定させ、自分の負けを認めたくない場合の最良の策はナンピンしてその状態をさらに先延ばしすることです。

 ロスカットができない場合、自分が上昇すると思って買った銘柄が下がり続けた場合の対処法はナンピンするかそのまま放置するかしかありません。特に、これまでナンピンでピンチを何度もその場をしのいできた投資家は資金が無くなるまで続けるしかありません。そして、含み損がさらに悪化して損切りができない状況になってしまったときに、自暴自棄的な感情になってしまうのではないでしょうか。そのときは「時すでに遅し」です。大負けして相場の世界から去らざるをえないときに、多くのトレーダーはこのような精神状態になってしまうようです。

 もし、たまたまナンピンでこれまで何とかなっていたとしても、ナンピンで切り抜けていた投資家は近い将来に破綻する可能性が非常に高いと思います。自暴自棄になって、相場から撤退せざるをえない状態になるまえにロスカットを実行するべきであり、自分のトレードルールを守る必要があります。

okasan_online at 20:09コメント(0) 
投資情報-投資心理 

2010年09月07日

 利益をだすトレーダーになるためにはさまざまな知識が必要です。大きく分類するだけでも商品知識、投資ルール、投資手法、ファンダメンタルズ、テクニカル、投資心理など多岐におよびます。例えば、商品を株式だけだと限定しても、ファンダメンタルズの中ではマクロ知識、ミクロ知識が必要となります。投資対象をどのように設定するかにもよりますが、全銘柄を対象とするなら世の中の全ての動きを知る必要があることになります。 しかし、これはたぶん不可能です。世の中の全ての動き、森羅万象を理解することを目標にすれば時間がいくらあっても足りません。専門家といわれるアナリストでさえ、ある特定の業種や銘柄群に絞っており、エコノミストもそれぞれの専門分野での解説をメインにしている場合が多いと思います。

 それでは、全てではないが、必要にして十分な知識を勉強して理解できたとして、利益を出すトレーダーになることができるのでしょうか。実は、トレードではわかっていてもできないことが多いのではないかと思われます。つまり、理解していることと実際できることのギャップがかなり大きいということです。一般的な初心者トレーダーは、特に大負けしたときに反省し、より多く勉強して、さらに知識や技術を増やそうとするはずです。しかし、実は最も理解しなければならないことは、知識や技術は知っているだけでは何の価値もないということです。知識や技術を使えるようにならなくては、知らないことと同じであり、使える知識が最も重要だということです。

 トレードでいえば、ストップロスは非常に大切であるとの認識はトレーダーなら誰でも知っている常識のようなものではないでしょうか。しかし、ストップロスを実行することがなかなかできないことであり、なおかつ何の感情の変化もなく実行することができるトレーダーは本当に一握りなのではないでしょうか。

 トレーダーは自分が知っている知識が何で、使える知識が何であるか、さらには必要でなおかつ使える知識をどれだけ持っているかを理解することが重要です。これが、初心者トレーダーから真のトレーダーへ進化するために必要な使える知識ではないでしょうか。そのなかには、トレードシステムや資金管理、そして最も重要な投資心理が含まれていると考えています。

okasan_online at 19:40コメント(0) 
投資情報-総合 

2010年09月06日

 今月は9月中間決算月です。会社によっては株主に対して配当のほかに製品やサービスを提供する「株主優待」を行なっている企業があります。企業が「株主優待」を実施するのは自社製品やサービスの知名度向上、個人株主の安定化などが理由となっているようです。個人投資家としてはこのチャンスを生かさない理由はありません。また、株主優待や配当の権利が確定する9月末(9月中間決算でも月末とは限らない場合もあります)に向けて株価が上昇するという傾向が見られる場合もありますので、9月中間決算銘柄の動きについては注視しておくと投資チャンスが生まれるかもしれません。

 岡三ネットトレーダーではプレミアムとスタンダードで株主優待を表示することが可能です。投資情報→株主優待で以下のような画面が表示できます。

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 9月6日現在、9月で権利取りができる株主優待は銘柄数で283社、項目数で512項目(1社で数種類の優待がある場合があるため)にのぼります。3月本決算の560社、876項目には及びませんが、かなり多い月です。

 表示される内容はコード、銘柄、市場、最低投資金額、優待内容、優待内容詳細となっています。最低投資金額をクリックすると金額の小さい順、大きい順に並び替えることができるので、投資金額によってどのような優待がもらえるのかを一覧で確認できます。さらに、食料・飲料品などの優待内容(分類)から選ぶことも可能となっています。

 また、株主優待の右側に複合画面などを表示しておけば、株価ボードのように銘柄を選択してチャートや板情報などを表示することもできます。優待銘柄の6ヵ月、1年前の株価の動きはもちろん、本日の株価の動きなども順次表示できて非常に便利だと思います。

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9月末に向けて、株主優待をしっかりチェックしておいてください。因みに、総ての情報はCSV形式で出力できるので、EXCELにデータを読み込んで分析することもできます。ただ、権利付最終売買日など配当や株主優待を受ける場合には注意することがありますので、当社のWebサイトやログイン後のお知らせなどで確認してください。

okasan_online at 20:00コメント(0) 
岡三ネットトレーダー 決算発表 

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