2010年08月19日

空売りの本当の意味を分かっているでしょうか?実際、株式投資の経験が少ない人は空売りについて正確に理解しておらず、その見方は間違っているかもしれません。

通常、株式投資をする場合は買いから入ります。株価が上昇して初めて利益が出ることになります。「『株式は長期投資が王道だ』といった考え方が投資の本質だ」と信じる投資家が空売りに対して極端に悪いイメージを持っているようです。しかし、空売りとは通常の商行為ではあたりまえのように行われているものだということは理解しておく必要があると思います。

例えば、パソコン製造会社が今後数ヵ月間にある電子部品を1万個必要だったとします。パソコン製造会社は価格や引渡し条件について電子部品会社と契約を交わすことになります。この場合、注文を請け負った電子部品会社はその電子部品を空売りしたことになります。電子部品会社はまだ製造していない電子部品を買い手に引き渡すまでに空で売っているのです。つまり、空売りはほとんどのビジネス分野でたえず行われている重要な商行為の一つであるわけです。

ただ、株式投資における空売りは、売り崩しによる相場操縦や、大量に行なわれると相場の下落傾向を激化させ、不当な取引等に利用される可能性があるという理由から金融商品取引法で規制されています。従って、正しい空売りの知識を持ったうえで空売りを行なう必要があります。

空売りのリスクについても解説しておきます。「空売りの損失は無限大だから非常にリスクが高い」といった話がありますが、売りのリスクが買いのリスクよりも高いということはないと思います。逆に、空売りをした場合は怖くなって買い戻してしまう場合の方が多いような気がします。買いの場合は損失を抱えてただ持ち続ける投資家が多いことも事実です。正確な数字ではありませんが、買い手の損は売り手の10倍にもなるとの指摘もあります。つまり、リスクを限定する損切り(ロスカット)を行う必要があることは、新規買いで空売りでも同じことだと思います。



okasan_online at 23:59コメント(0) 
投資情報-総合 

2010年08月18日

今回はオシレータ系のカイ離率とPMAOについて解説します。この二つのテクニカル分析は名前は全く違いますが、ほぼ同じ考え方です。比較する対象が若干異なるだけなので同時に解説しようと思います。「由来」と「概要」に関してはこれまで通り「テクニカルチャート解説」をご覧ください。右の「リンク集」からご覧いただけます。

ポイントは二つの株価データの差を計算して投資に生かすということです。カイ離率は株価と移動平均との差、PMAOは短期移動平均と中期移動平均との差になります。因みにPMAOはPrice Moving Average Oscillatorの略になります。
<カイ離率>
Kai-1
<PMAO>
kai-2

見方としては通常のローソク足の補助としてつかうことになります。カイ離率は株価が移動平均線から離れているとき、移動平均線にいつか戻ろうとすること性質をつかって株式の売買のタイミングを判断する材料とするわけです。また、PMAOも短期移動平均と中期移動平均線の差ですから、いわゆるゴールデンクロスやデッドクロスが一目で分かるグラフとなります。

株価と移動平均との関係は一般的にグランビルの法則となります。グランビルの法則は株価と移動平均との位置関係を移動平均の状態と株価の動きをふまえて売り買いの判断とするものです。基本的に、移動平均線とのカイ離率が拡大すると株価の近くまでもどるのですが、移動平均線が上昇基調のときは株価の近く(カイ離的にはそれほどマイナスとならずに反転する)で再び上昇トレンドに戻り、逆に下降トレンドの場合はそれほどプラスとならないところで反転下落することが多いという性質をつかっています。

kai-3

株価と移動平均線、カイ離率さらにはPMAOを並べると、グランビルの法則やゴールデンクロス、デットクロスが非常に分かりやすくて便利だと思います。



okasan_online at 20:45コメント(0) 
投資情報-テクニカル | 岡三ネットトレーダー チャート

2010年08月17日

トレードで失敗したとき、自分がどう間違っていたのか分からないと、どうしてこのようなことになったのか分からないままトレードを続けることになってしまします。つまり、トレーディングシステムそのものが間違っていたのか、それともそのルールを適用する際の自分の心理面が問題だったのかなど、失敗の要因を分析し理解する必要があると思います。そして、失敗の原因が分かれば、次回から気をつけるべきポイントや改めるべきことが認識できるはずです。

トレーディングとはデイトレード、スイングトレード、中長期投資などどのような形態であれ定石やテクニック等から導き出された、エッジ(優位性)のある手法からなるトレーディングプランを愚直に実行する作業だといえます。ただ、実際はその場面となっても、自分の欲望や感情に邪魔される場合が多く、自分のトレーディングプランを着実に実行できる投資家は非常に少ないのが実情です。これは、ダイエット一つを例にとっても明らかなことである。ダイエットは単純に摂取するカロリーと消費するカロリーの差でやせるはずです。こんな単純な理屈ですが、これほどたくさんのダイエット特集やダイエット本が乱立しているのは、分かっていても実行することがいかに難しいかの証明になると思います。

そうした意味でトレーダーはトレードをしている最中に腹をたてたり、心配したり、強情を張ったりするような間違った心でトレーディングをすることは絶対に避けるべきことだと思います。事前に入念な準備を重ねていれば結果にとらわれない心境になっていることが投資のプロの心理状態といえると思います。プロは儲かっていても気分が高揚することはなく、損をしていても落ち込むことがないはずです。つまり本当のプロは勝っても負けてもあまり興奮しないものです。自分のベストを尽くすこと、結果にとらわれない正しいトレーディングをすることのみに集中するべきだと思います。

okasan_online at 20:09コメント(0) 
投資情報-投資心理 

2010年08月16日

一般の投資家が株式の投機により劇的なもしくは持続的な利益を上げる確率は10%にも達しないとの見方があります。また、投機に対する正しい知識を持たずに相場の世界に入ってくる投資家の大部分は資金を失うことになるともいわれています。

以前もお話しましたが、相場の世界ではファンドマネージャーや専門トレーダーに加え、最近はシステムプログラムによる自動売買など専門家やコンピュータプログラムとの厳しい競争にさらされているのです。株式投機から大きな儲けや持続的な利益をあげることができた投資家は限られており、投機は非常に難しい投資スタイルといえると思います。それでも、株式投機をする場合は一定のルールを決めてそれを厳格に守る必要があります。

厳格に守るルールの一つ目はあまり高いレバレッジをかけないことです。このレバレッジは投資期間と投資商品の流動性によるリスクにも関わるのですが、ある程度の期間を投資する場合はレバレッジの管理は非常に需要だと思います。もちろん、デイトレードならかなりリスクを抑えることができるので、それなりのレバレッジをかけることは可能です。逆に、スイングトレードの場合は持ち越しリスクがあるので、レバレッジの管理を徹底する必要があります。

二つ目は利益をきちんと確定することです。株式の評価益では利益ではありません。株式を売ってから初めて利益が確定できるのです。このことを肝に銘じておかなければいけないことだと思います。

三つ目は必ず損切りの設定を行いロスカットを厳密に守ることです。ロスカットを厳密に実行すれば一度の失敗で相場から退場するようなことは避けられると思います。

投機は一種の科学かもしれません。訓練なくしてそこに身を投じるにはかなりのリスクがあることを自覚しておく必要があると思われます。

okasan_online at 19:41コメント(0) 
投資情報-総合 

2010年08月13日

今回はオシレータ系の「DMI」について解説します。DMI(Directional Movement Index)は、RSIなどを開発したウェルズ・ワイルダーが開発したテクニカル分析です。同時に表示されるADX(Average Directional Index)と呼ばれたり、日本語では「方向性指標」と呼ばれたりします。 オシレータ系指標のチャートに分類されますがオシレータ系の指標でありながら、株価の方向性(トレンド)とその強弱を数値化するという考えに基づいています。「由来」と「概要」に関しては以前ご紹介した「テクニカルチャート解説」をご覧ください。

DMIはトレンドの「方向性」に着目した指標で、ある一定期間内における値動きの方向性を数値で示します。RSIなどの逆張り系の指標が一方に傾くトレンド相場の時に役に立たない事から、その欠点をカバーする目的で開発されたといわれます。

計算式は「テクニカルチャート解説」を見ていただきたいのですが、基本的には当日と前日の高値と安値の比較から計算しています。

具体的には、上昇力を表す+DI(緑色)と下降力を表す-DI(赤色)を用いて判断します。+DIが-DIを下抜けた場合は売りサインとなります。+DIが-DIを上抜けた場合は買いサインとなります。+DIと-DIの幅がおおきいほど、上昇トレンドの強さが表されています。幅が小さく、膠着状態にあることが読み取れます。

DMI-1

さらに一緒に表示されるADXはトレンドの強さを測る指標です。DMIと合わせて使用するのが一般的です。ADXが上昇しているときは上昇トレンドが継続中で、ADXが下落しているときは下落トレンドが継続中であるといえます。DMIと併用する場合、±DIのクロス後、ADXが下落してきた-DIを上抜いたら買いサインで、ADXが下落してきた+DIを上抜いたら売りサインと、とらえることができます。

DMI-2

指数算出用のパラメータは14が初期設定されていますが、「岡三ネットトレーダー」では自由に変更することができます。スイングトレードなどの短期投資ではパラメータを10にするとADXの振幅が大きくなりますから、変化が分かりやすくなります。また、中長期のトレンドを見る場合は、20や30(最大30まで設定可能)で見てみるのも参考になると思います。また、この指標は日足だけでなく、分足でも十分に活用できますのでお試しください。ただ、問題点はパラメータを短くしてもそれほどエントリーの機会が発生しないことが挙げられます。他のテクニカル指標との組み合わせが必要だと思われます。

okasan_online at 18:37コメント(0) 
投資情報-テクニカル | 岡三ネットトレーダー チャート

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