2010年09月02日

どのようなトレードシステムを構築するのかに限らず、マーケットトレンドに追随する投資手法はかなりの確率で利益を得ることができるトレード手法だと思います。一般的に、株式などは長期トレンドが続く可能性が大きいといわれています。特に、中長期投資では数ヵ月もトレンドが続くことはあたりまえのように存在するようです。このトレンドのスタート時点でエントリーし、トレンドの頂点でエグジットできれば、その利益はかなり大きなものになることは十分に想像できます。

また、デイトレードやスイングトレードなどの短期投資(投機)においてもトレンドを捉えることは非常に重要です。投機の利益のほとんどはトレンドに従った利益から生まれているといった考え方もあるようです。

トレンドを重視するトレードの重要性はファンダメンタルズ分析を基にしたトレードにおいても、テクニカル分析を基にしたトレードにおいても認識されています。ファンダメンタルズ分析では企業業績や新商品、新技術などを分析し新しいトレンドが発生する可能性に対して投資を行なっていることになるのです。また、テクニカル分析において、チャートパターンを読み、「ブレイクアウト」や「三角持合い」、「三尊型」などをチェックするのも今後のトレンド変化を判断するためにおこなっているものと認識することができます。

ファンダメンタルズ分析であろうとテクニカル分析であろうと、利益を得る可能性があるパターン(いわゆるトレンド)を分離し、明確にするのが重要だということです。また、デイトレードなどの投機においてもトレンド判断をどうするかがポイントになります。

しかし、トレンドに従うトレードを行なうことは、実は最も難しいトレードになることを理解している投資家は非常に少ないようです。

トレンドを重視するということは、簡単にいえば、上昇トレンドで「買い」、下降トレンドで「売る」ということになります。つまり、上昇トレンドを確認し、「買い」エントリーをした後、さらに高い価格で「売る」ことになるわけです。これが実は難しいのです。上昇トレンドにおける最もよくある合理的行動の一つに「押し目買い」があるのですが、実は押し目では押し目をつくる理由があるはずですので、「押し目買い」もそう簡単ではありません。

投資家はトレードにおいてトレンドが重要であり、トレンドにのってトレードをすることが利益を拡大する可能性が高い投資手法であることは間違いないのですが、これを実行することが非常に難しいということも肝に銘じておくべきかもしれません。

okasan_online at 20:55コメント(0) 
投資情報-総合 

2010年09月01日

自分が成功した理由が自分では分かりにくいように、自分が間違いを犯した理由も非常に分かりにくいと思います。ただ、間違いを犯したときにその罰を避けようとする自然な傾向があることを考えるべきでしょう。特に、間違い=負けと考えると二度と間違いを犯さないようにしようという気持ちが強くなることは事実です。

株式市場での間違いを投資による損失と認識した瞬間、投資家の資産と虚栄心に対して大きなマイナスとなることを認識しておく必要があります。
株式投資の結果は利益か損失しかあり得ません(差し引きゼロの場合もありますが、手数料等を考慮すれば実質的はゼロということはほぼあり得ません)。

ここで重要なことは損失=間違い=罰と考えるべきか否かということです。結論としては損失=間違いと考えるべきではないということです。大前提として、株式投資に100%はあり得ないということを認識するべきだと思います。つまり、正しいトレードをしても利益となる場合もあれば、損失となる場合もあるのです。逆に、間違ったトレードをしても必ずしも損失となるわけではないのです。従って、結果として利益となったか、損失となったかよりも正しいトレードができたか、間違ったトレードをしてしまったかが重要だということです。

それでは、正しいトレードとは何で、間違ったトレードとは何なのでしょう。これは、これまで何度も解説してきていますが、しっかりとしたトレードシステムをつくり、それをかたくなに守ることしかありません。トレードシステムはエッジ(優位性)のあるシステムを構築する必要がありますが、それを前提とすれば利益か損失かの結果に一喜一憂する必要はまったくないのです。

つまり、正しいトレードをしていれば一時的には資産が減ることがあったとしてもいずれは増えることを信じて投資し続ける必要があるのです。そして損失が出たからといって、自分を卑下する必要はまったくないのです。

真のトレーダーになるにはこのことを本当に心の底から理解して日々トレードをすることではないかと思います。


okasan_online at 21:49コメント(0) 
投資情報-投資心理 

2010年08月31日

トレーダーはトレード記録をつけるべきだと思います。トレードした結果を記録するのはもちろんですが、どうしてそのようなトレードをしたのか、さらにはマーケットトレンドをどのように読んで、どのような戦略を立てたのかも記録しておかないとその後のトレードに生かすことはできないと思います。

トレード記録には日付、売り買いの別、エントリーのシグナル、エグジットの状況、損益の額、損失の理由などが挙げられます。特に、損失理由を適切に分類して記録することは非常に重要なことだと思います。中でも正当な損失とトレードルール等を破ったことによる損失は分かりやすいように分類する必要があります。

一般的なトレードルールを破った場合の損失の理由

・ストップロスを設定しなかった
・ストップロスを設定したが結果的に守らなかった
・ストップロスがヒットする前に恐怖心から売りシグナルを先読みして手仕舞ってしまった
・ポジション解消のシグナルに従わなかった
・早期にポジションを解消してしまった
・エントリーシグナルが発生する前にエントリーしてしまった
・エントリーシグナルではなく、他の要因でエントリーしてしまった
・漫然とした恐怖や不安、怒りでエントリーや手仕舞いをしてしまった

など、さまざまな要因による損失が存在します。トレードを記録することによって、そこに頻繁に起きていると思われる間違いに注目し、それが繰り返し起こる際の前提条件もピックアップする必要があります。これができれば、投資家のトレードにおける固有の行動パターンが探れる可能性があります。このパターンを探ることができれば、損失のパターンに注意し、さらには逆にすることができれば損失が利益に変わるかもしれません。利益とならなくても、少しでも損失を防ぐことができれば大成功です。それを進めていけば、必ずや利益につながる方策が見えてくるはずです。従って、トレード記録を付けることは成功するテレーダーへの近道だと思います。


okasan_online at 19:26コメント(0) 
投資情報-総合 

2010年08月30日

株式投資に対する必要な知識を身につけるには本などを読むことによって学習する必要があります。もちろん、当社のWebサイトにも投資に関するさまざまな情報が掲載されています。ただ、こうした知識がトレードの成功を保証する訳ではありません。

株式投資および取引ルールになどに関する基礎知識は重要ですが、株式投資するマーケットに関する深い知識を習得したにも関わらず、損失を被っているトレーダーがいることも事実です。一方、マーケットを実際に理解しておらず、マーケットに関する重要な知識が不足しているにも関わらず、成功を収めているトレーダーも存在します。いってみれば、中長期的にマーケットを牽引していると考えられているファンダメンタルズを理解することが成功のための必要十分条件とはならない場合もあるということです。

トレーダーは評論家ではありません。株式投資に対する知識を大量に詰め込んでもそれが収益につながる分けではないことを理解する必要があります。知識ばかり増やしてリスクを取らない(エントリーしない)理由を並べても何の意味も無いのです。一般的には知識が増えれば増えるほどトレーダーはリスクに対して敏感になり、結局何もできないことになる場合が多いといわれています。屁理屈をこねてリスクと取らないなら、マーケットに対する知識が少なくてもリスクを取ってチャレンジした方が何倍もマシな場合が多いと思います。

細部にわたって知識を習得しなければ動けないという人がいます。投資においては大事なお金をリスクにさらすことになるのですから、気持ちは理解できます。しかし、「百聞は一見にしかず」、基本的な投資の知識を身につけたら、まず始めてみるのが良いと思います。

私も、個人投資家時代に実際に投資をしてみて、初めて感じたことや考えたことが数多くあります。このブログで毎回解説している「投資心理」に関しては、自分で自分のお金を投資してみて初めてその重要性に気がつきました。アナリストやファンドマネージャーを続けていたら、そのような考え方にならなかったような気がしています。

トレーダー成功の要因は、自分自身を知り、それを維持し続けることができるかどうかにかかっていると考えていますが、これを理解するにはトレーダー自身の経験と能力によるものではないかと強く認識しています。

okasan_online at 20:43コメント(0) 
投資情報-投資心理 

2010年08月27日

今回はオシレータ系のCCIについて解説します。CCIは(Commodity Channel Index)商品チャンネル指数の頭文字を並べたものです。名前のように商品取引で使われ始めたといわれていますが、現在は株式や為替、債券の分析にも広く使われています。オシレーター系のテクニカル指標となります。「由来」と「概要」に関してはこれまで通り「テクニカルチャート解説」をご覧ください。右の「リンク集」からご覧いただけます。
CCIの考え方の基本は、商品(株や為替などを含む)の値動きには一定のサイクルがあるということです。一般的に相場には一定の周期があるといわれています。特に、商品の場合は季節的な循環変動が見られるという指摘がよく聞かれます。もちろん、完全なサイクルが成立しているわけではありませんが、上下動のサイクルが相場で観察されることはよくあります。CCIはこのようなサイクルを前提として商品価格や株価の売られすぎや買われすぎを判断するテクニカル指標の一つです。

CCI-1
 
計算式は「テクニカルチャート解説」に譲りますが、少し分かりやすく解説すると、以前紹介したボリンジャーバンドの1σのラインに対して株価がどのような位置関係にあるかを見方を変えて表示していると考えると良いと思います。実際、ボリンジャーバンドで1σのラインとCCIを上下に表示して対応させてみるとほぼ同じだということが分かります。パラメータを14として、株価がボリンジャーバンドの1σを上抜いたところは、CCIで100%を超えたとほぼ同じです。

CCI-2
 
従って、売り買いの判断はCCIが100%を超えたら「売り」、-100%を下回ったら「買い」となります。ただ、ボリンジャーバンドのときにも解説したように逆張りだけでなく実は順張りでも利用可能です。順張りの場合はCCIが100%を超えたら「買い」、-100%を下回ったら「売り」となります。商品の場合は季節性というサイクルが強いと思われますが、株式の場合はサイクルに加えてトレンドも重要ですので、逆張りが良いか順張りが良いかはその銘柄によっても異なると思います。
 
CCIの場合に重要なことはサイクル(パラメータ)をどのように設定するかということです。これは、個々の株価の動きとCCIのパラメータを変化させてみて見つけることになります。株価の場合はサイクルが通用しない場合もありますので、他のテクニカル指標との併用が必要だと思われます。また、ボリンジャーバンドのサブ的な使い方も威力を発揮すると思います。


okasan_online at 23:59コメント(0) 
投資情報-テクニカル | 岡三ネットトレーダー チャート

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