2010年08月30日

株式投資に対する必要な知識を身につけるには本などを読むことによって学習する必要があります。もちろん、当社のWebサイトにも投資に関するさまざまな情報が掲載されています。ただ、こうした知識がトレードの成功を保証する訳ではありません。

株式投資および取引ルールになどに関する基礎知識は重要ですが、株式投資するマーケットに関する深い知識を習得したにも関わらず、損失を被っているトレーダーがいることも事実です。一方、マーケットを実際に理解しておらず、マーケットに関する重要な知識が不足しているにも関わらず、成功を収めているトレーダーも存在します。いってみれば、中長期的にマーケットを牽引していると考えられているファンダメンタルズを理解することが成功のための必要十分条件とはならない場合もあるということです。

トレーダーは評論家ではありません。株式投資に対する知識を大量に詰め込んでもそれが収益につながる分けではないことを理解する必要があります。知識ばかり増やしてリスクを取らない(エントリーしない)理由を並べても何の意味も無いのです。一般的には知識が増えれば増えるほどトレーダーはリスクに対して敏感になり、結局何もできないことになる場合が多いといわれています。屁理屈をこねてリスクと取らないなら、マーケットに対する知識が少なくてもリスクを取ってチャレンジした方が何倍もマシな場合が多いと思います。

細部にわたって知識を習得しなければ動けないという人がいます。投資においては大事なお金をリスクにさらすことになるのですから、気持ちは理解できます。しかし、「百聞は一見にしかず」、基本的な投資の知識を身につけたら、まず始めてみるのが良いと思います。

私も、個人投資家時代に実際に投資をしてみて、初めて感じたことや考えたことが数多くあります。このブログで毎回解説している「投資心理」に関しては、自分で自分のお金を投資してみて初めてその重要性に気がつきました。アナリストやファンドマネージャーを続けていたら、そのような考え方にならなかったような気がしています。

トレーダー成功の要因は、自分自身を知り、それを維持し続けることができるかどうかにかかっていると考えていますが、これを理解するにはトレーダー自身の経験と能力によるものではないかと強く認識しています。

okasan_online at 20:43コメント(0) 
投資情報-投資心理 

2010年08月27日

今回はオシレータ系のCCIについて解説します。CCIは(Commodity Channel Index)商品チャンネル指数の頭文字を並べたものです。名前のように商品取引で使われ始めたといわれていますが、現在は株式や為替、債券の分析にも広く使われています。オシレーター系のテクニカル指標となります。「由来」と「概要」に関してはこれまで通り「テクニカルチャート解説」をご覧ください。右の「リンク集」からご覧いただけます。
CCIの考え方の基本は、商品(株や為替などを含む)の値動きには一定のサイクルがあるということです。一般的に相場には一定の周期があるといわれています。特に、商品の場合は季節的な循環変動が見られるという指摘がよく聞かれます。もちろん、完全なサイクルが成立しているわけではありませんが、上下動のサイクルが相場で観察されることはよくあります。CCIはこのようなサイクルを前提として商品価格や株価の売られすぎや買われすぎを判断するテクニカル指標の一つです。

CCI-1
 
計算式は「テクニカルチャート解説」に譲りますが、少し分かりやすく解説すると、以前紹介したボリンジャーバンドの1σのラインに対して株価がどのような位置関係にあるかを見方を変えて表示していると考えると良いと思います。実際、ボリンジャーバンドで1σのラインとCCIを上下に表示して対応させてみるとほぼ同じだということが分かります。パラメータを14として、株価がボリンジャーバンドの1σを上抜いたところは、CCIで100%を超えたとほぼ同じです。

CCI-2
 
従って、売り買いの判断はCCIが100%を超えたら「売り」、-100%を下回ったら「買い」となります。ただ、ボリンジャーバンドのときにも解説したように逆張りだけでなく実は順張りでも利用可能です。順張りの場合はCCIが100%を超えたら「買い」、-100%を下回ったら「売り」となります。商品の場合は季節性というサイクルが強いと思われますが、株式の場合はサイクルに加えてトレンドも重要ですので、逆張りが良いか順張りが良いかはその銘柄によっても異なると思います。
 
CCIの場合に重要なことはサイクル(パラメータ)をどのように設定するかということです。これは、個々の株価の動きとCCIのパラメータを変化させてみて見つけることになります。株価の場合はサイクルが通用しない場合もありますので、他のテクニカル指標との併用が必要だと思われます。また、ボリンジャーバンドのサブ的な使い方も威力を発揮すると思います。


okasan_online at 23:59コメント(0) 
投資情報-テクニカル | 岡三ネットトレーダー チャート

2010年08月26日

投資には投資資金が必要です。投資資金は多ければ多いほど過度なリスクを防止することができることから、投資資金の額は投資における重要なファクターです。一般的に、個人投資家が運用できる資産は、機関投資家が運用する資産から比べれば小さいはずです。

通常、投資家が売り買いする場合に市場対する影響度合いをマーケットインパクトといいます。個人投資家は機関投資家よりも資金が少ないことからこのマーケットインパクトが小さいのです。一方、相場を動かす力は需要と供給の法則で決まり、その力は個人投資家はもちろん機関投資家でも管理したり変更したりすることはできないと思います。たしかに、個々の銘柄において、一定時期、一定条件下でおかしな動きをする株価があるかもしれませんが、需給の力はかなり大きいと思われます。

一方、需要と供給の法則はチャート上の株価と出来高を通して誰でも見ることが可能です。特に、コンピュータとネットワークが進化した現在では見ようと思えば誰でもいつでも見ることが出来るようになっています。チャートをよく分析すればその裏にある投資家の動きや意図が分かる可能性があります。また、このチャート分析は岡三ネットトレーダーを含め通常の情報ツールで見ることができる基本的な情報です。重要なのはこのチャートを分析する本当の能力であり、この能力を養うことが成功するトレーダーへの近道となると思います。

トレードをヒッチハイクとして捉えるともう少し分かりやすくなるかもしれません。通常ヒッチハイクをするときは自分が望む方向に行きそうな車を見つけたら、それに乗って行けるところまでいけばよいのです。乗った車が違う方向に行き始めたり、問題が出てくれれば車を降りて乗り換えれば良いのです。少しでも進むことができればそれだけでも運が良かったと考えれば問題はありません。一番重要なポイントは乗るチャンスと降りるチャンスを出きるだけ間違えないようにすることだけです。

トレードもこれと同じです。相場を動かす力はかなり強大であり、個人投資家はもちろん機関投資家レベルで変更できるものではありません。従って、チャンスのときにエントリーしリスクを限定したうえでポジションを維持、目標値に達したり、エグジットのルールに達したらポジションを閉じればよいのです。

個人投資家が機関投資家よりも有利な点があります。それは機関投資家は一般的に大きなポジションを持っており、一気にそのポジションを閉じることは難しいはずです。しかし、個人投資家は極端に大きな資産を持っている人は別にしてエントリーする場合やポジションを閉じる場合にあまりマーケットインパクトを考えなくて良い点において、非常に有利であるともいえます。このため、ヒッチハイク的トレードが可能なのは個人投資家に限られるかもしれません。

okasan_online at 18:50コメント(0) 
投資情報-テクニカル 

2010年08月25日

株式投資をする場合、一般的な投資家は専門家のアドバイスを求めたがるようです。もちろん専門家はその分野において深い造詣と知識があるのでうまく活用すればそれなりの効果はあると思います。実を言うと私も元アナリストですし、このブログでも毎日投資戦略を載せているで、その専門家の端くれになるのかもしれません。

しかし、自分のお金をリスクにさらすのに他人の意見を鵜呑みにして本当に良いのでしょうか。相場の予想は本当に必要なのでしょうか。本当は情報を集めて人の意見を聞くよりも自分自身の判断力を養うほうが重要だと思います。

もし、何らかのアドバイスや情報により利益が出たとしましょう。そうなると、アドバイスを受けた投資家はさらに専門家の意見に頼るようになってしまうだけではないでしょうか。もちろん、その専門家の相場予測が当たらなければ、次の専門家を探せば良いかも知れません。しかし、そのようなことを続けていたら、いつまでも他人の意見に頼ることになります。結果が損失となっても、何が悪かったのが分からずに、その責任を他人のせいにしていれば何の進歩も期待できません。

実際、専門家の意見は現在の相場環境を前提としている意見かどうかも定かではありません。もしかしたら、今現在のその人の意見は全く反対となってる可能性は十分ありえます。また、その専門家の意見は今回はたまたまはずれただけかもしれません。もしかしたらこの次以降は総て当たるかもしれないのです。逆にいえば、今回はたまたま当たっただけかもしれないのです。結局、投資家は自分がどんなに危ういことをしているか理解する必要があると思います。

株式投資に限らず、総てのことがらに対して、人の意見を聞きそれに従うのは楽かもしれませんが、それでは何も進歩もありません。自分で真剣に考えてこそ、次のステップに進めると思います。お金は命の次に大事だという人もいます。その大事なお金を人の意見のみでリスクにさらすことは非常に危険だと思います。自分のお金ですから、自分でどうするべきか真剣に考える必要があるはずです。

okasan_online at 19:42コメント(0) 
投資情報-総合 

2010年08月24日

岡三ネットトレーダーではさまざまなチャートを表示することが可能ですが、実は投資にはどのチャートを選ぶかよりもそのチャートをどう解釈するかが重要です。

株価を分析するチャートの中でどのチャートが当たるかといった議論は結論に到達しないものとなる可能性が大きいと思われます。相場で最高に稼がせてくれるチャートを使うべきだとの結論はその通りなのですが、実はどれが良いかを結論付けているわけではありません。もちろん、一種類だけでなく、複数のチャートを併用させる方が儲かるとの意見も多いのですが、チャートを複数組み合わせれば組み合すほどエントリーシグナルが出なくなるなど一長一短の面もあります。

チャートをみる力のない投資家にとってはチャートは無価値です。逆にみる力のある投資家にとってはチャートはその後ろにある需要と供給の関係がいつでも分かるという意味で大きな価値があると思います。チャートは投資家の中でもトレーダーや相場研究者にとって非常に重要なものだと思います。特に、この中でさらに経験を積み、分析をした投資家は現状だけでなく、少し先や遠い将来の可能性、さらには現状の位置関係までも示してくれると思います。

チャート分析において、チャートの種類やチャートから出てくる売り買いのシグナルよりも重要なことは、そのチャートから株式を売買する大衆やその株式を手がける投資家が抱く考えや野心や目的をどのように読み取るかなのです。そして、これはかなりチャートやチャート分析を極めないと読み取ることはできないと思われます。もしかしたら、株式投資に対する広範囲な知識や投資経験がなければ分からないのかもしれません。つまり、チャートを極めただけでは足りないかもしれないのです。

チャート分析で株価の動きから一定のパターンを読み取り、ある程度の分類をすることはできると思いますが、それだけでは投資判断力を向上させることはできないと思います。チャートをみることによって、その株価を動かしている者の目的が読み取れ出れば、本当の意味でチャート分析の真髄を理解しつつあるといえるかもしれません。

コンピュータが発達する前の投資家は自分でグラフ用紙にチャートを書き込んでいました。通常の学習においても、ただ教科書を眺めるより教科書を書き写したほうが間違いなく理解は深まります。チャートを自分で書くくらいの気持ちでチャート分析をすることが、チャートの価値を理解する一歩になると思われます。

okasan_online at 19:37コメント(0) 
投資情報-テクニカル 

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