2010年10月12日

株式投資を行うトレーダーの3つの段階における損切りと利食いについて考えてみたいと思います。3つの段階とは(1)初心者、(2)一般投資家、(3)真の投資家です。

(1)初心者
初心者はまず損切りなどは考えたことはないと思います。彼らは利食いに対しては大小を問わず喜びを感じると思います。

(2)一般投資家
一般投資家は損切りが重要なことは分かってはいるのですが、実際には実行することができないと思われます。損切りをすることは負けることと同じという考え方ですから、損切りをする自分を認めることができません。従って、少しでも利がのると早々と利食ってしまうのです。

(3)真の投資家
真の投資家は利食いに対して恐怖を感じるかもしれません。彼らは1回分の利益をできる限り大きくしようと考えています。従って、少し利益が出ているくらいではポジションをクローズせず、さらなる利益を取りにいくのです。もちろん、その後下がってマイナスに転じるリスクは十分にあり、利益が上積みされる保証があるわけでもありません。それでも、簡単に利食いをせずに、利益を最大限に伸ばす必要があるのです。勝率は低くなってもトータルで利益を出すためには、1度でも大きな利益を取ることができるかが重要なポイントなのです。

つまり、利食いに恐怖を感じる段階になって初めて、投資の本質が分かってくるのではないでしょうか。利食いを遅くする行為は想像以上にトレーダーを苦しめるようです。利食いを遅くするためには精神的な努力が不可欠です。結論としては、損切りを簡単に行う一方で、利食いは簡単に行ってはダメなのです。勝者は利益を確定させない恐怖を常に感じて、投資を行っているようです。

一般的に、トレーダー自身が利益目標を決めている場合は大きな利益は望めません。もちろん、終わらないトレンドは存在しないのですが、終わりを決めるのは本当は、トレーダーではなく、マーケットだということを認識すべきです。トレーダーはマーケットの流れにのるかが重要であり、利食いを遅くしてマーケットの流れにのることにより大きな利益を得る可能性が拡大するのだと思います。

okasan_online at 20:19コメント(0) 
投資情報-投資心理 

2010年10月08日

株式投資は投資家どうしの心理が複雑にからんでいるといわれます。この投資家心理をどのように分析するかは投資において非常に重要なことではあるのですが、投資家自身にとってはこの心理的プレッシャーがかなり問題となる可能性は十分にあります。

株式投資を続けるためには、この心理的プレッシャーをどのように克服するかが重要なポイントです。心理的な乱れが生じるとその後の投資行動にも悪影響が予想されますので、克服法をマスターする必要があると思います。精神論で頑張るだけではやはり解決は難しいと思いますので、より具体的な方法をご紹介しておきたいと思います。

克服法

(1)売買を休む
負けがこんでいるときはいっそ売買を休むという選択肢があります。身体的な原因のときは寝るのが一番だと思いますが、心理的な要因のときはその原因となるものを取り除くしか方法はありません。もしポジションがあれば一旦すべて外して、ゆっくり休んでみることも必要かもしれません。負けがこんでいる要因が技術的なものである場合は冷静になってチャートなどの勉強を基礎からやってみる方法もあります。実際に、投資を経験してから勉強しなおすと新しいことが見えてくるかもしれません。

(2)投資資金を減らす
負けがこんでいるときに、相変わらず負けているときと同じ程度の資金を投入していると傷口を広げる可能性が増大します。さらに負けがこみだすと焦燥感が加速度的に広がる可能性が出てきます。従って、これまでの感覚が戻るまで投資資金を減らすことが必要だと思います。

(3)体調を整える
体調不良の時は完全に休んだ方が良いと思われます。健全な精神は健全な肉体に宿るともいわれるように、体調不良では良い成績は残せません。体調が良くなるまでは休むことが重要です。日ごろから健康に留意しておくと良いようです。最近はFXや先物など、かなり長い時間投資できる投資商品も増えてきていますので、あまり相場だけに没頭せずに適度に運動する機会を増やす必要があるかもしれません。とにかく、ディスプレイを見続けることは目の疲れにも大きく影響するので、できるだけ自動売買システムを使うなどして疲れを和らげるなどの対策も必要です。

また、心理的プレッシャーをどのように解決したかを記録に残しておくと、また問題が起きた時の解決策になるかもしれないので、ノートに書いておくと良いかもしれません。

okasan_online at 19:00コメント(0) 
投資情報-投資心理 

2010年10月07日

マーケット総合画面は岡三ネットトレーダーのプレミアムおよびスタンダードで表示することができます。この画面は一つの画面で世界の動きを把握することをコンセプトに作られています。ご覧いただける内容は国内株式市場のリアルタイムデータはもちろん、世界の主要株式市場に加え、18通貨の為替情報なども見ることが可能となっています。また、海外の主要な指標、指数情報、ニュースも見ることができます。
マーケット情報では、「マーケット総合」、「国内主要指標」、「海外主要指標」、「市場統計」、「業種別指数」、「為替」、「ニュース」、「経済指標」のタグがあり、それぞれを選択することによって、より詳細な情報を見ることができます。

<マーケット総合>
Market-1

「マーケット総合」は国内指数、海外指数、為替、チャート、市場統計、ニュースが効率良く配置されています。マーケット全体の状況を把握するには最適な画面となります。リアルタイムでマーケットの状況を知りたい場合はチャートはTick(1日)にすると良いと思います。リアルタイムで指数が動き、ニュースも最新のものが常時表示されるので便利です。

さらに詳しい内容を知りたい場合は、各小画面の右上にある{詳細}を押すと瞬時にその画面に切り替わります。もちろん、タグを押すことでも同様のところに移動することも可能です。国内指数、海外指数、為替、市場統計、ニュースの詳細画面の内容は以下にありますので、それを見ていただくとして、岡三ネットトレーダーの特徴としてはほぼすべてのデータがCSV出力できることです。例えば、TOPIXの対象銘柄をCSV出力するとなんと1662銘柄の4本値や出来高、前日比(率)などを一度にEXCELに取り込むことが可能です。

<国内主要指標>
Market-2

<海外主要指標>
Market-3

<市場統計>
Market-4

「マーケット総合」画面に表示されていない(タグでは選択可能)ものとして、「業種別指数」と「経済指標」があります。「業種別指数」は以前解説したのでここのリンクからご覧ください。また、「経済指標」は各国のマクロ経済指標をグラフ付きで見ることができ非常に便利です。例えば今週(10月7日現在)に発表される米雇用統計(表では非農業部門雇用者数)は10月8日21:30(日本時間)に発表される予定であり、過去のグラフ推移は赤線で表示されます。また、マクロ指標の下にある(関連)指標/指数でNYダウを選択することによって、マクロ指標と株価指数の関連性を検証することもできます。

<経済指標>
Market-5

日本株の取引中は日本のマクロ指標が重要ですが、最近は日経平均先物夕場取引が延長され、米国など海外のマクロ指標の重要性も増してきています。これらの情報の確認することは投資にとって非常に重要なことだと思われます。

okasan_online at 20:31コメント(0) 
岡三ネットトレーダー マーケット情報 

2010年10月06日


今回は出来高系のOBV(オン・バランス・ボリューム)について解説します。このテクニカル分析は、出来高を指数化し、その方向性に着目して売買のタイミング計算する分析方法です。「由来」と「概要」に関してはこれまで何度か紹介した「テクニカルチャート解説」をご覧ください。右の「リンク集」からご覧いただけます。

オン・バランスというのは「差し引く」という意味であり、OBVとは差し引き計算による出来高を表します。

指標の作り方は、まず出来高を株価上昇日の出来高と株価下落日の出来高に分けるところから始まります。株価上昇日の出来高は、すべて買いによるものと考え、株価下落日の出来高はすべて売り方によってもたらされたものと考えます。そして、スタート日の出来高ゼロからスタートし、当日終値が前日終値より高い場合は前日OBVに当日の出来高を加算し、当日終値が前日終値より低い場合は前日OBVから当日の出来高を減算していきます。

OBV-1

つまり、スタート後の高い場合と低い場合の出来高が同じであれば、この指標はゼロに戻ります。ただ、出来高は時期によって大きく変動するので、ある範囲内にOBV指標が収まるかどうかは分りません。このため、単純にいくらで「買い」、いくらで「売り」ということはいえないことが、一般的なテクニカル分析との違いだと思います。
そうはいっても、OBVが上昇傾向にある場合には買い相場、OBVが下降傾向にある場合には売り相場と分析するのが一般的です。OBVと株価の動きを並べるとトレンドと山谷のポイントは一致しているのですが、そこは事後的にしか分らない部分であり、株価とOBVの両方を総合的に見て判断する必要があるかもしれません。

売買のタイミングとしては、

(1)OBVが上昇傾向のときは買いサイン
(2)OBVが下降傾向のときは売りサイン

と分析するようです。

出来高は株価に先行して動く性質があるといわれているので、このことを中心に考えた方が良いと思われます。つまり、

(1)上昇トレンド時、OBVが上昇傾向にある時は、上昇トレンド継続の可能性が大きい
(2)上昇トレンド時、OBVが下降傾向あるいは横ばいになった時は、上昇トレンドの終わりの可能性あり
(3)下降トレンド時、OBVが下降傾向にある時は、下降トレンド継続の可能性が大きい
(4)下降トレンド時、OBVが上昇傾向あるいは横ばいになった時は、下降トレンドの終わりの可能性あり

と考えます。

短期のデイトレードに使えないことはないのですが、やはり中長期的投資でトレンドを使った売買を行う場合に威力を発揮するといわれています。デイトレードでは日足などで見て現状のトレンドを確認し、当面のデイトレードにおいて買い優勢か、売り優勢化を判断して投資戦略を考える方法があると思います。


okasan_online at 19:00コメント(0) 
投資情報-テクニカル | 岡三ネットトレーダー チャート

2010年10月05日

株式投資において感情を制御することはもっとも重要なことです。特に、株価に対して期待や予想をすることは非常に危険なことです。期待はともかく、予想しないで株式投資はできないはずだと思われる方も多いと思いますが、予想は自分の都合の良いようにしてしまう傾向があるので、予想するよりも、株価の動きを見て、その動きからのシグナルを待ち、動きを確認してから行動する必要があります。重要なことは確認した後にだけ行動することであり、期待や予想をもとに行動することの危険性を強く認識しなければなりません。

実は、ある銘柄がどうしてそのような値動きとなったのかを探究することはあまり意味がないことです。株価の過去の分析は専門家=評論家に任せて、トレーダーは事実そのものの検討に時間を掛ける方が適切です。重要なことは株価がなぜ上昇したのか、下降したのかを考えるよりも、株価が何を示しているのかを考えることなのです。

株式投資で一攫千金を期待して、希望を持って売買することは投資資金を失うための近道にしかなりません。値上がりしてほしい、あるいは値下がりしてほしいと希望を抱いたために多くの投資家が株式市場から退場を余儀なくされました。株式投資にとっての希望は貪欲と同じ意味であるとの認識で株式投資を行う必要があります。

相場は明日もあるのですから、本日のトレードは本日で終わりにして明日につなげるべきだと思います。株式投資は預貯金とは異なります。投資家の目的は手持ちの資金を安全・確実に増やすことではありません。株式投資の基本は相場の上昇、下降に対応して投資をすることにより、リスクを取って預貯金以上の利益を上げることです。そして、この株式投資を一つの職業として考えた場合、この分野で成功するためには勉強と経験そして努力が必要であり、さらにはそれ以上に投資心理が重要となります。そのためにも、感情を抑制することが重要となるのです。

okasan_online at 20:34コメント(0) 
投資情報-投資心理 

注意事項

  • 本ブログおよび本投資情報は、情報の提供のみを目的としており、取引の勧誘を目的としたものではありません。
  • 本ブログおよび本投資情報の公開および各コンテンツの更新については、都合により予告なく休止、変更、削除する場合があります。
  • 本ブログおよび本投資情報の掲載情報の正確性・妥当性等について、岡三オンライン証券およびその情報の提供者が一切保証するものではありません。ご投資の最終決定は、お客様ご自身の知識、経験、投資目的、資産状況等に適う範囲で、ご自身の判断と責任で行ってください。
  • 本ブログの掲載情報に関するご質問等にはお答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
  • 本ブログおよび本投資情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いかねます。
  • 本ブログおよび本投資情報は、いかなる目的であれ当社の許可なく転用・販売することを禁じます。
口座開設のご案内
記事検索
twitter